元NHKアナウンサーで、現在はジャーナリストの堀潤（47）が13日、TOKYO MX「堀潤Live Junction」（月～金曜午後6時）にMCとして出演。NHKを退局した理由を明かした。
今放送ではタレント中居正広の女性トラブル問題を取り上げた。番組ではテレビ報道のあるべき姿を論じた。堀はBBC（英国放送協会）の報道姿勢を具体例に挙げた。「BBCで、小児性愛についての疑惑を持ったキャスターがいた時に、BBCが自分たちで検証するわけですよ」と切り出した。
そして「こういう事件の背景があるんだと。それに対して、こういう処分をするんだっていうことをある意味、内省できる。それができないところに不信感がある」と説明。ゲストの脳科学者、茂木健一郎氏も「報じる側のBBCと報じられるBBCを分けるんですよね」と語った。
堀は茂木の主張に追随した上でNHK時代を振り返った。「NHKにいるときにすごいそれを感じ取って。嫌だから、僕は生放送で今日の不祥事についてはこういう背景でしたって、自分の権限で言ってたんですよ」と語ると、茂木氏は「堀潤はこれでNHKを辞めました」と投げかけた。堀も「辞めました」と素直に認めた上で「それは（テレビを）見ている人には関係ないじゃないですか。別の局じゃなくて自分の局だから、あなたが説明しなさいよ」と語った。
