米タレントで実業家のパリス・ヒルトン(43)が、7日に米ロサンゼルス西部の高級住宅地を襲った山火事で焼失した自宅を訪れたことをインスタグラムで報告した。
ヒルトンは、マリブビーチに面した840万ドルと報じられている豪邸が焼け落ちる様子をテレビのニュースで家族と一緒に生で見ていたことをSNSで明かしていた。
9日にインスタグラムを更新したヒルトンは、焼け崩れた自宅の様子を撮影した動画を投稿。「かつて私たちの家だった場所に今立っていますが、この悲しみは本当に言葉では言い表せません」「最初にニュースを見た時は、完全にショックを受け、理解できませんでした。でも今ここに立って自分の目で見ると、心が粉々に砕け散ったように感じます」と喪失感をつづった。「この家はただの住む場所ではなく、私たちが夢を見て、笑い、家族として最も美しい思い出を作った場所でした」と述べ、それが灰になってしまったのを見るのは言葉にならないほど悲惨ですとつづっている。
「愛、祈り、優しさを送ってくれたすべての人々へ。あなたたちは私に、灰の中にもこの世界にはまだ美しさがあることを思い出させてくれました」と感謝の言葉もつづったヒルトンは、2児の母親として幼い子どもを持つ人たちが安全に避難できるよう支援すると発表。緊急基金を立ち上げ、自らも個人で10万ドルを寄付すると表明し、賛同してくれた人たちの寄付金額と同額を追加で10万ドルまで寄付することを明かした。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)