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野村修也弁護士、中居正広の謝罪声明に違和感「和解成立と視聴者の理解得ることは別次元の問題」


タレント中居正広が、一部週刊誌で報じられた女性とのトラブルについて公の声明を出しました。彼は、トラブルが事実であり、約9000万円の示談金を支払い問題が解決したことを認めました。しかし、報道されたような暴力行為は否定しています。声明では、示談が成立した結果、今後の芸能活動に支障がないと述べていますが、法科大学院教授の野村修也氏は、この表現に違和感を持つ人が多いことを指摘。野村氏は、視聴者やスポンサーの理解を得ることは和解とは別の問題であり、声明文の表現を見直すべきではないかと意見を述べています。

中居正広(2020年2月撮影)

中央大学法科大学院教授で弁護士の野村修也氏(62)が10日、X(旧ツイッター)を更新。タレント中居正広(52)が一部週刊誌などで報じられていた一連の騒動について発表した声明について見解を示した。

中居をめぐっては、23年6月、女性との間にトラブルが発生し、約9000万円の解決金を支払って示談したと一部週刊誌などが報じていた。中居は「お詫び」と題した文書で「トラブルがあったことは事実です」と認め「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」と伝えた。「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」などとつづっている。

野村氏は「多くの方が『今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました』の部分に違和感を感じている」と書き出した。続けて「被害女性と和解が成立することと、視聴者の理解を得てTV局やスポンサー等と話がつくことは別次元の問題だからだ。そうだとすれば、この文章は削除するか、例えば『今後は二度と同じ過ちを繰り返さないように深く反省し、自らの身を律することで、芸能活動の継続について皆様のご理解を得られるように努めて参ります。』のように書くべきだったのではないだろうか」と投げかけた。

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