第31回全米映画俳優組合(SAG)賞のノミネーションが8日に発表され、テレビドラマ「SHOGUN将軍」が最多タイ5部門で候補入りした。5日にゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した真田広之(64)と助演男優賞に輝いた浅野忠信(51)がそろってテレビ部門の男優賞にノミネートされたほか、アンナ・サワイが女優賞の候補入りを果たした。また、同作は作品賞にあたるアンサンブル・キャスト賞とスタント・アンサンブル賞にもノミネートされた。
日本人のノミネートは、2007年に映画「バベル」で映画部門の助演女優賞にノミネートされた菊池凛子と2004年の映画「ラストサムライ」で助演男優賞候補となった渡辺謙以来で、受賞すれば日本人初の快挙となる。
一方の映画部門では、ブロードウェーミュージカルを映画化した「ウィキッドふたりの魔女」が、映画部門のアンサンブル・キャスト賞、シンシア・エリボの主演女優賞、アリアナ・グランデの助演女優賞など5部門に名を連ねている。一方、主演女優賞にはゴールデン・グローブ賞を受賞したデミ・ムーア(「サブスタンス」)がノミネートされた一方、オスカー候補の呼び声が高かったアンジェリーナ・ジョリーとニコール・キッドマンは候補から漏れた。
授賞式は2月23日(日本時間同24日)にNetflixでライブ配信される。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)