タレント高田純次(77)が8日、テレビ朝日系「じゅん散歩」(月~金曜午前9時55分)に出演。品川から1駅の西大井を散策し、ニコン本社に“突撃訪問”した。
散策する街は西大井。横須賀線、湘南新宿ラインの停車するJR西大井駅からスタート。高田は1浪した後、専門学校東京デザイナー学院グラフィックデザイン科に進学しており、カメラも大好き。「もともと西大井というのは、大手カメラメーカー、ニコンが2024年7月に品川にあった本社をこっちにもってきた、という。ニコンの街だね」と一気に説明。スタッフから「行きますか」と問われて高田は「行きましょうよ、ニコン。イッコン、ニコン、サンコンだよ」とやる気満々で口にした。
ニコンの前身である日本光学工業の大井第一工場が1918年に完成。京浜工業地帯の発展の一翼を担ってきた。ニコン本社のある光学通りを歩いた際には電柱の住居表示「光学通り」を左手で指して「これニコンのことでしょ」。途中で伊藤博文公墓所の前を通りスタッフに「伊藤博文、ってお札あったよね。千円か…伊藤博文、知ってる? 会ったことある?」と聞いて笑いをとっていた。
町歩きを続けるうち、約200メートル向こうに新しいビルを発見。「あれ…ニコンじゃない。ニコンだ。行ってみよう」と言い、「俺が学生のころはニコンなんて高くて買えなかったからなぁ」と感慨深げに語った。
目的の建物へ近づくと「本社 イノベーションセンター」と書いてあり、午前10時~午後5時開館で入場無料の「ニコンミュージアム」も併設されていた。
高田は、同ミュージアム受付で「テレビ朝日の『じゅん散歩』できましたオスマン・サンコンです」とボケたが、館長の中島良允さんに無事、案内された。
中島さんは「もともと、天体望遠鏡のビジネスには携わってました」と言い、カメラレンズ以外の製品について説明し「最近では作ってないんですが、国立天文台であるとかには収めていました」と紹介。その後、カメラ器具の展示コーナーへ場所を移し「うちらもデザイン学校の時にはニコンが買えなくてね」と懐かしそうにポロリ。
高田は、展示してあった名機「F3」のシャッター切り、「いい音だねー」と感動していた。