アカデミー賞の前哨戦の1つとして知られ、その年のアワードシーズンを占う上で注目される第82回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が5日(日本時間6日)、米ロサンゼルスのビバリーヒルトン・ホテルで開催され、ドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)がテレビドラマ部門作品賞を受賞した。
日本人初となる真田広之の主演男優賞、浅野忠信の助演男優賞、アンナ・サワイの主演女優賞のトリプル受賞と合わせて4冠を達成し、ノミネートされていたすべての賞に輝く歴史的快挙となった。
同作は昨年9月、米テレビ界で最高の栄誉とされるエミー賞で作品賞や主演男優、主演女優賞など主要部門を含む18冠を達成。真田とサワイは日本人として初めて同賞を受賞しており、それに続く快挙となった。
映画部門では、「ブルータリスト」がドラマ部門の作品賞とエイドリアン・ブロディの主演男優賞を受賞。コメディー・ミュージカル部門では、ブロードウェイミュージカルを映画化して大ヒットした「ウィキッド ふたりの魔女」を抑えて、「エミリア・ぺレス」が作品賞に輝いた。同作は非英語作品賞とゾーイ・サルダナが助演女優賞も受賞する快挙となった。また、同部門の主演女優賞には、「The Substance」の怪演が話題を呼んだデミ・ムーアが輝いた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)