タモリ(79)が27日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)に出演。タモリ流の「酷暑の楽しみ方」について語った。
猛暑についての話で黒柳徹子(91)から「いつもお元気そうですけど、不調になるときはあるんですか?ないでしょ?」と振られると、タモリは「ないですね」と即答。「もっと暑いところを経験したいんで、暇なときに朝の天気予報を見て、そうすると群馬県桐生市が35度になるとか出る。ちょうど一番ピークの1時半ごろにそこに行くんですよ。それで経験して、そのまま帰ってくる」と話すと、黒柳は大笑いした。
タモリは続けて「これがね、(予想が)当たらないんですね。名古屋が(最高気温に)いきそうだったんで、名古屋まで新幹線で行ったら、途中の浜松が最高だったんです。名古屋はもう20分くらいしかいませんでしたね。それくらい暑いのは大好きです」と独特の好みを明かした。
近年の猛暑や地球温暖化について、タモリは「北海道ではブリっていうのが捕れなかったんですね、昔。10年前くらいの話によると、1匹、網にブリがかかってて、漁師の方がブリを知らなかったらしいんです。それくらいだったのが今スーパーに並んでいるブリは全部北海道産って書いてあるんですよ。(産地が)どんどん北の方に。これは放っとくと大変なことになりそうですね。各国も頭悩ませてますけどね」と事例を交えながら解説した。
黒柳が「京都で会議やったでしょ?」と1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)で採択された京都議定書について触れると、タモリは「本当に(気温を)戻そうとすると江戸時代並みの生活をしなきゃいけない。このままいくとどんどん悪化して、いわゆるボールが峠を越えて向こうに落ちる、絶対に戻らないところまで今来ているみたいですね」と地球環境を懸念した。
黒柳が「あら大変。どうすればいいんですか」と尋ねるとタモリは「私にそういう大問題を振られても、ちょっと困りますねえ」とたじろいで、笑みを浮かべながら答えた。