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THE ALFEE聖夜彩った「皆さんの大切な夜」E・クラプトン上回る103回目の武道館公演


THE ALFEEは、50周年を迎える記念に、東京・日本武道館で二日間にわたるコンサートを開催しました。この公演は、彼らにとって103回目の武道館公演であり、エリック・クラプトンを上回る記録です。1974年のデビューから長きにわたり活動を続けてきた彼らは、1974年の初武道館公演以降、クリスマスイブの同所での公演を恒例としており、今年も大勢のファンに感謝を伝えました。大ヒット曲「メリーアン」を持つ彼らは、今年末には41年ぶりに紅白歌合戦への出演も決定しており、その功績は多くのファンに支えられています。当日は、新曲「KO.DA.MA.」から始まり、ファンとの心温まる交流で彩られました。50周年を迎えた今年、彼らの日本での公演総数は2944本に達し、その活動は歴史的な記録となり続けています。

武道館公演でパフォーマンスするTHE ALFEE。左から桜井賢、高見沢俊彦、坂崎幸之助(上飯坂一氏撮影)

THE ALFEEが24日、東京・日本武道館で「THE ALFEE 50th Anniversary 冬の祭典」2日目公演を開催した。今年8月にデビュー50周年を迎え、年末にはNHK紅白歌合戦に41年ぶり2回目の出場が決定。この日で武道館公演は103回目となり、同所での公演数でしのぎを削ってきた英歌手エリック・クラプトン(79)を上回った。メモリアルイヤーをパワフルに駆け抜ける3人が、なじみのステージで1万人の聖夜を彩った。

   ◇   ◇   ◇

103回目の武道館は、7月発売の新曲「KO.DA.MA.」で幕開け。坂崎幸之助(70)は「恒例の武道館クリスマスイブライブでございます! 皆さんの大切な夜をいただきました。ありがとうございます!」と呼びかけた。

74年8月にデビューし、83年8月に初武道館公演を開催。長年クリスマスイブの同所公演が恒例となっていた。昨年にバンドとしては初の日本武道館100回公演を達成し、今年は103本とさらに記録を更新。武道館公演数はエリック・クラプトンの101本を超え、矢沢永吉、松田聖子に次ぐ3位に躍り出た。

長年活動をともにしながら、変わらず元気で仲良しな3人。MCでは高見沢俊彦(70)が長髪をなびかせながら走って登場し「古希のオスカルことたかみーです。歯も髪もまだ自前なんですよー」とあいさつ。坂崎は「彼、ほんと氷とかガリガリ食うんだから。左のロン毛(高見沢)と右の差し毛です」と言い放ち、桜井賢(69)は「どこも差してねえよ! テンション下がっちゃったじゃないか~」と笑いを誘った。

坂崎が「今日初めてTHE ALFEEのバンドに参加する人?」と客席に呼びかけると、ぽつぽつ手が上がり「50年間待ってました。出会った日にはもう離しませんからね」とにっこり。一方、今までのバンドの武道館公演全てに足を運んだというファンもおり「すごい! これからも武道館とTHE ALFEEの歴史は多分続いていくと思いますんで」と喜んだ。

83年に「メリーアン」が大ヒットし、同年には紅白歌合戦に初出場を果たした。50周年のメモリアルイヤーとなった今年は、41年ぶりに紅白に出場する。史上最長ブランクとあって、高見沢は「41年ぶりですから、初めても同然ですけどね」と笑顔を見せた。

この日でコンサート通算本数は2944本に到達。日本のバンドとして最多記録を更新中だ。アンコールでは同じく50周年のキャラクター、モンチッチがサプライズで登場する一幕も。高見沢は「50年間いろんなことがあったけど、本当にあっという間。50年やってみて分かることは、バンドは長く続けなきゃだめ!」と力を込めた。レジェンド3人に送られた大きな拍手が武道館を包み込んだ。【玉利朱音】

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