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トム・クルーズ「トップガン」で米海軍公共サービス殊勲章 米海軍所属外では最高位の栄誉


トム・クルーズが映画「トップガン」シリーズを通じて米海軍に貢献し称えられ、米海軍公共サービス殊勲章を受賞しました。この勲章は、米海軍に直接所属しない人物に授与される最高位の栄誉です。クルーズの演技と「トップガン」シリーズの成功は、海軍や海兵隊への志願者の増加に貢献し、彼の作品を通じて海軍隊員の重要性と犠牲についての認識を高めたと評価されています。「トップガン」の公開当時、米海軍のパイロット新規採用数が急増し、この影響力が認められました。クルーズ自身も、共に作品を制作したキャストとスタッフの努力が大きいと述べています。

トム・クルーズ(2022年5月撮影)

米映画「トップガン」シリーズで米軍の英雄を演じてきた俳優トム・クルーズ(62)が17日、映画出演を通じて米海軍への貢献と献身をたたえて米海軍公共サービス殊勲章を授与された。

米CNNによると、この勲章は米海軍省に所属しない人物が受けられるものとしては最高位の栄誉だという。

デルトロ海軍長官は声明で、「彼の作品は何世代にもわたって海軍と海兵隊に従軍する意欲をかき立ててきた」とコメント。映画業界でのクルーズの努力は、海軍の高度に訓練された隊員と彼らが制服姿で払う犠牲に対する国民の認識と評価を高めたと称賛した。

海軍の発表によると、1986年に「トップガン」が公開された当時、同軍のパイロット新規採用数が急増したという。

一方のクルーズは、「現役もしくは退役した多くの海軍兵士の刺激の源になれたことをうれしく思います。努力したのは私だけではなく、すべてのセットで一緒に仕事をするキャストやスタッフたちです。彼らこそが、作品に命を吹き吹き込む存在なのです」とコメントしている。

「トップガン」と2022年公開の続編「トップガン・マーベリック」でクルーズは、主人公の海軍戦闘機パイロットを演じ、同作のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー氏と共に20年に名誉海軍飛行士の称号を授与されている。

「トップガン マーヴェリック」は、興行収入10億ドルを超える大ヒットとなり、続編の製作も予定されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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