大ヒット曲「また逢う日まで」などで知られる歌手の尾崎紀世彦さんの名前が14日、Xでトレンドワードに急浮上した。
この日、NHK総合で午後4時30分から「みんなのベスト紅白 NHK紅白歌合戦~第22回」(リマスター版)と題し、1972年(昭47)の大みそかに放送された紅白歌合戦が放送された。その白組のトップバッターとして、初出場の尾崎さんが「また逢う日まで」を歌唱したシーンが放送された。
X上には「とてつもなくすてきな歌声」「日本人離れした歌声」などと称賛の言葉が相次いだ。尾崎さんはこの年、第13回日本レコード大賞を受賞後、胸にコサージュをつけたまま紅白歌合戦のトップバッターを務めた。日本音楽史の1ページとして語り継がれており、そのことを懐かしむ声もあった。
尾崎さんは、12年前の12年6月に69歳で亡くなった。「みんなのベスト紅白 NHK紅白歌合戦~第22回」を視聴し「尾崎さんは10年以上も前に亡くなっていたんだ」と驚く声もあった。
尾崎さんだけでなく、この年は話題の初出場組が並んだ。紅組のトップバッター南沙織さんは、「17歳」を披露。五木ひろしも「よこはま・たそがれ」、小柳ルミ子も「わたしの城下町」で、それぞれ紅白初出場した姿も放送された。南さんの登場も「いつまでもすてき」などと話題を呼んだ。
「みんなのベスト紅白 NHK紅白歌合戦~第22回」は、15日の午後4時30分から後編が放送される。司会は水前寺清子と宮田輝アナウンサーで、渚ゆう子の「京都慕情」、堺正章の「さらば恋人」、朝丘雪路さんの「雨がやんだら」、森進一「おふくろさん」、美空ひばりさんの「この道を行く」、村田英雄さんの「人生劇場」が放送される。