Aぇ!group佐野晶哉(22)が、中国で大ヒットを記録した3DCGアニメ映画「ヨウゼン」の日本語吹き替え版(チャオ・ジー監督、25年3月公開)で主演声優を務めることが15日、分かった。「ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」などの人気作出演実績を持つ声優増田俊樹(34)とのダブル主演。声優業初挑戦となる。
同作は中国の古典小説「封神演義」に登場する楊〓(晋の二の間がムを横に二つ並べ、右に伐のツクリ)を主人公に描いた長編アニメーション。同作の登場人物を新解釈のオリジナルストーリーで描いたシリーズの1つで、22年8月に中国で公開されると、ハイクオリティーグラフィックと大迫力のアクション性が話題を呼び、中国国内で興行収入100億円超えという数字をたたき出した。
主人公は2人で、佐野は“神の力”を失った賞金稼ぎ「ヨウゼン」を、“神の力”を盗んだ少年「ジンコウ」を増田が演じる。
佐野は、高校時代に音楽科で声楽を学んだ経歴もあり、安定感のある“イケボ”で知られる。今回の起用には「まさか自分が声優のお仕事をさせてもらえる日が来るとは」と感激。「ヨウゼン」を演じ「やりがいのあるキャラクターだと感じました」と手応えをにじませた。物語については「分かりやすく、誰でも楽しめる内容。絆とか、僕たちが大切にしないといけないことがこの作品には詰まっていると思うのでぜひ劇場で見ていただけたらうれしいです」と呼びかけた。
増田は今作への起用に「とても光栄」と喜び「アクションがとても見応えがあり、また感情の動きや、人との絆やふれあいといった人間ドラマがしっかり描かれていて、愛情にあふれた作品になっています」とアピール。「どの年齢の方でも見た後には何かを大切にしたいと感じる、そんな作品になっていると思います」と伝えた。