辻凪子(29)が14日、東京・新宿バルト9で行われた映画「くすぶりの狂騒曲」(立川晋輔監督)公開記念舞台あいさつに登壇。映画のモデルとなった、お笑いユニット「大宮セブン」メンバーが、演じた俳優陣より大きいことに驚いた。
主人公として描かれたタモンズ大波康平(42)は171センチで、演じた和田正人(45)より1センチ低いが、相方の安部浩章(42)は175センチで、演じた駒木根隆介(43)より7センチ高い。この日、登壇した大宮セブンメンバーも、囲碁将棋・文田大介(44)と根建太一(43)は185センチ、GAGのSJ(41)は177センチ、安田ファニー(41)は184センチ、マヂカルラブリー村上(40)は181センチと大柄だ。辻は「映画の中の大宮セブンさんしか知らない。一回り大きくてビックリ。偽物だと思っています」と目を丸くした。根建は、すかさず「(大宮セブンのメンバーは)人間としては偽物です」と突っ込んだ。
この日の客席には、劇中でマヂラブ村上を演じた吉田壮辰(41)が足を運んでおり、檀上に呼び込まれた。吉田は182センチ、140キロの巨漢で、体重100キロの村上を体格で上回っており、演じた俳優の中で唯一、芸人本人より大きかった。村上は「デカッ! この間、2人で飲みに行って楽しかった。仲良くなっちゃった」と笑みを浮かべた。
◆「くすぶりの狂騒曲」 2014年(平26)に、さいたま市で開業した「大宮ラクーンよしもと劇場」オープンに合わせて、同年10月に大宮を盛り上げるために結成されたユニット「大宮セブン」の実話を元にした作品。東京の劇場でくすぶり続けた「マヂカルラブリー」らが集められ“島流し”とやゆされ、当初はほぼ無観客ライブの毎日の中、メンバーは自ら煙の中での営業など数々の修羅場をくぐり、今では多くのメンバーが数々の賞レースで結果を残す。結成10周年を迎えた大宮セブンの初期メンバーながら、飛躍のきっかけをつかめない状況に葛藤した「タモンズ」を中心に、成功を夢見る芸人たちの軌跡をたどった。