岡田将生(35)主演のテレビ朝日系ドラマ「ザ・トラベルナース」(木曜午後9時)の第8話が12日に放送され、平均世帯視聴率が11・1%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・5%だった。
優秀だがプライドが高く、感じの悪い岡田演じる那須田歩。物腰は柔らかいが大うそつきな中井貴一(63)演じる九鬼静。同作はこの最強ナイチンゲール・コンビの活躍を描き、世帯平均視聴率12・1%を記録したヒットドラマ2年ぶりの続編となる。
◆第8話のあらすじ
手術が極めて困難な膵臓(すいぞう)がんを抱える元看護師八木めぐみ(若村麻由美)が、1年半前まで働いていた西東京総合病院に来院。薬師丸卓院長(山崎育三郎)を執刀医に指名し、オペを依頼するのだった。ところが彼女と再会するや、薬師丸と愛川塔子看護部長(寺島しのぶ)の顔色が一変する。
実は1年半前、薬師丸のオペを受けた患者が、術後の合併症で急死。めぐみの“致命的なミス”が発覚した上に、当の本人はまるで逃げるように退職した。
なぜ彼女は突然病院に舞い戻り、薬師丸にオペを頼んだのか? めぐみの不可解な行動に、塔子は憤りと不信感を募らせる。
その直後、政治家の灰原和男(大和田伸也)が人間ドックのため入院。病院のさらなる環境改善に必要な補助金を得るべく、灰原と秘密裏につながる薬師丸は、丁重に対応するよう塔子に指示。ところが、選民意識丸出しで、度を越した要求やセクハラを繰り返す灰原に、ナースたちから不満が噴出。塔子は厚い信頼を寄せる薬師丸との間で、板挟みとなる。
一方、薬師丸はトラベルナース歩を、めぐみのオペに参加させることを決定。さらに、アメリカでNP(ナース・プラクティショナー)の資格を取得した歩の腕を買い、高待遇で正式スカウトする。
そんな中、めぐみのオペの是非をめぐり、歩と静が完全決裂。さらには病院中が大混乱に陥る未曽有の緊急事態が、矢継ぎ早に発生する。