お笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃい(52)が8日までに自身の公式ブログを更新。6日に都内自宅で、54歳で死去していたところを発見された歌手で女優の中山美穂さんを悼んだ。
じゃいはギャンブル好き芸人として有名。9月26日放送のフジテレビ系特番「アウト×デラックス2024 世界中の誰よりアウト集結SP」に中山さんがゲスト出演した際、「一番心を許している親友」として紹介され、スタジオに登場したほど仲良しな間柄だった。
じゃいは6日午後、自身のX(旧ツイッター)に「辛すぎるけど、泣かないように頑張ります」とだけ書いていた。そして7日午後、ブログを「ミポリン」というタイトルで更新。「突然の訃報だった。信じられない。今も実感が湧かない。事実を受け入れられないでいる。頭の中に靄がかかっているようにふわふわした状態が続いている」とショックを受けた様子で書き出した。
「彼女を初めて知ったのは中学生の頃だっただろうか? テレビで観るスーパーアイドル。遠い存在とも思わないくらい遠い存在の人。その時は会うことになることも、友達になることも想像すらしていない」と振り返った後、「8年前くらいだろうか? 友人に焼肉に誘われて行ったら、そこにミポリンが座っていた。ミーハーではないが、『あっ、中山美穂』くらいは思った。焼肉食べて、その後にカラオケバー的なところに行って、なぜか途中で友人が帰ってしまい、さすがにと思い、酔っている彼女を家まで送っていった。夜中3時くらいだったかな。次の日に友人から美穂ちゃんが連絡先教えてって言ってるとのLINEが。これが彼女と仲良くなるきっかけだった」と親友になったきっかけを明かした。
そして「その後、美穂ちゃんの親友の女性と知り合い、よく3人で遊んでいた。週1くらいのペースで会っていたんじゃないかな。3人ともに3月生まれだったので、毎年合同誕生会もしていた。一緒に旅行もした。ほんと、女子友って感じで、彼女が俺のことを『妹的存在』というのも頷ける。自分でも自分のことを女性らしいのか、男らしくないのか、そんな部分は自覚している。それでもこんなに仲良しな女性は今までいなかった。中山美穂を『美穂』と呼ぶことになるなんて思ってもいなかった。コロナで会う回数は減り、たまに連絡を取るくらいになった。中野サンプラザのコンサートがコロナで中止になった時は、凄く落ち込んでいた。ファンから愛され、ファンを愛していた。スーパーアイドルでありながら、1人の人間であり、1人の女性であり、でも環境からかやはり変わっているところもあって、魅力的で面白い存在。コロナも落ち着き、彼女のコンサートを観に行ったり、ご飯行ったりするようになったのは嬉しかった」と続けた。
さらに「アウトデラックスに一緒に出演したことは、一生の思い出だ。最近は、『コンサートの途中でマジックをお客さんに見せて盛り上げたいんだけど、マジシャンの友達いない?』という相談を受けていた。色々提案したんだけど、結局マジックをすることもなくこんなことになるなんて。美穂、もっと会いたかった、もっと話したかった。君は世界中の誰よりも輝いていた。『ただ泣きたくなるの』を聴いたら、こっちが涙が溢れてしまう。こんな僕を親友って呼んでくれてありがとう。歳を取るのは老いよりも、好きな人が居なくなっていくのが辛い。それでも辛さや悲しみを受け入れて前に進まなきゃいけない。人間は限りある命、自分もいずれこの世から去っていく。そしたらまた会えるかな? 美穂、いっぱいありがとう」とやるせない思いをつづり、追悼した。