元AKB48の女優横山由依(31)が、純烈の後上翔太(38)と結婚したことを2日、発表した。アイドル時代はグループの2代目総監督を務めるなど、マジメな性格でメンバーやスタッフ、ファンから愛された「ゆいはん」が、生涯の伴侶を得た。
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横山はアイドル時代、総監督時代の“リーダー”としてのイメージが強いかもしれないが、何事にも実直に取り組む姿勢から、先輩からかわいがられ、後輩からもいじられつつ頼りにされる存在だった。初代総監督の高橋みなみ(33)いわく、グループ加入当初の横山は「髪はボサボサで、なんかずっとジャージー着て、デロンデロンのTシャツを着ている子がいるというか…(笑い)」。それでも必死に汗をかく姿に「若手でがむしゃらな子が出てきたぞ、と。みんな自分は自分、それぞれだよねって感じだったのに、横山由依だけは『何なんだろう』って一目置かれてました」。
研究生時代、新しい劇場公演の演目のリハーサルに、多忙であまり参加できていなかった篠田麻里子(38)の代役としてレッスンを受け続け、立ち位置や振り付けを篠田に“伝授”。同期でいち早く正規メンバーに昇格し、その後篠田からチームのキャプテンを継承されたのは、グループ内では著名なエピソードの1つ。12年間のアイドル時代はノースキャンダルを貫きつつ、活動に向き合い、まっすぐに歩んできた。
そんな横山のパートナーは、純烈でも“末っ子”で、グループ内でもかわいがられる存在の後上だった。交際が明らかになった際も、応援の声が多かったのも、2人の性格がファンにも伝わっているからだろう。横山は21年12月の卒業公演の際の取材で、将来の結婚について、こう語っていた。
「メンバー以上に親友と思える人とか…。結婚だけがしたいタイプではないのですが、結婚をしたい! そう思える人と出会いたいです」
その時は、ちょうど3年後に訪れた。【大友陽平】