シンガー・ソングライター山下達郎(71)が、1日放送のTOKYO FM「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(日曜午後2時)で、風邪のため休養していることを報告し、非常時プログラムを放送した。また11月26、27日の全国ツア-大宮公演を延期したことを者座した。
番組冒頭、無音の状況で本人が「山下達郎です。すいません、風邪ひいてしまいまして、先週の大宮2公演、延期になってしまいました。誠に申し訳ございません。大事を取って休養しております」と謝罪しながら説明。「本日の『サンデー・ソングブック』は、こういう時のために、雨傘プログラムと呼ばれる非常時プログラムを用意してございまして、本日はそれでお楽しみいただければと思います。『山下達郎サンデー・ソングブック 雨傘プログラム』どうぞ」と番組をスタートした。
その後、緊急時のために収録された本編がスタート。本編でも「私、山下達郎の身に何かあった時のために、あらかじめ録っておいたものです。いわゆるレアなものです。雨傘と呼ばれる。理由はわかりません、まだ。病に伏せているか、大量の仕事に追い立てられているか、あるいは全てがイヤになって、海外逃亡しているか、いったい何をしているのか、私にもわかりません」と冗談ぽく話した。
続けて「何があったことだけは間違いないです。怖いですね。今日はそういう意味では緊急事態です」と笑いながら「とは申しましても、本当に深刻な緊急事態ならちゃんとしたインフォメーションを出すはずですので、先ほど申し上げたような、締めきり間にあわないとか、風邪ひいて声出ない、とか、その程度のこととお考えください」と説明。雨傘プログラムは野球の生中継の中止でオンエアされる番組の名残という。過去にも2度、風邪をひいて雨傘プログラムを放送したことも紹介した、緊急事態にちなんで、英語の「エマージェンシー」を含んだ楽曲が選曲された。
達郎は、11月26日、27日に大宮ソニックシティ大ホールにて開催を予定していた公演を1月に延期。公式サイトで「山下達郎に風邪による咳の症状がみられるため、急遽開催を見送らせていただくこととなりました。直前でのご案内となり、公演を楽しみにお待ちくださっていた皆様、ならびに関係者の皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます」と報告していた。