明石家さんま(69)が、30日夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。「悔しい」という感情への考えを語った。
番組の中で「悔しい」思いへ話題が及び、さんまは「みんなより、おれは『悔しい』のが少ないかも」と言うと、村上ショージが「悔しいとか、あるんですか?」と質問。さんまは「おれ、あんまり悔しがることがないんで」と返し、理由を続けた。
「いつも言うように、おれ、自分自身を過信してないんで。自分を『もっとすごい人』と思ってるから悔しがるんやろ? おれは、おまえらの言うこと、『そうか』って思うだけ」
自他の評価不一致から悔しさにつながる仕組みを説明。ただし「まあ、ゲームで負けるのは悔しいか。そうか、ギャンブルとかで負けたら悔しいか」と、勝敗へのこだわりはあるものの「人に何か言われて悔しい(と)いうことはないけど」と繰り返した。
さらに“悔しさをバネに”という反発力、原動力になることも理解していると言い、その上で「悔しいというのはストレスやから。あまり悔しがらない方が体のためにはいいんですよ。まあまあ、頑張ることには必要かもしれんけど」とまとめた。
また、続くコーナーでは「ウソ」をテーマに進行。この日、久々に出演した高橋愛が、義母を尊敬しており、その理由を「ウソがないから」と明かすと、さんまは「ウソ」への考えも口にした。
「ウソも必要な時あるやん。人の心を傷つけるのがウソで、傷つけないのがホラ。ホラならいいんですよね。でも、ウソも方便って言葉があるように、ウソも必要やと思うな」
相手を気遣っての「ウソ」もあるとし、一方では「ウソだけはつくな」が「IMALU、二千翔育てる時のウチの家庭方針でしたからね」とも語った。
「でも、テレビ見てて『(さんまが)ウソばっかりついてる』って(笑い)。おれは『あれ、ウソちゃうねん。脚色や』言うたんやけど、『脚色ってなあに?』って言われて、ん? 難しいな~思(う)て。3歳の子に『脚色』説明すんの、難しい」
思案を重ねても、子供に説明できるわけもなく「そのうち分かる、言うたの覚えてる」と笑いながら、振り返っていた。