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河合優実、活躍の1年を回想「特別な物作りの場に立ち会えた」TAMA映画祭で最優秀女優賞


女優の河合優実が第16回TAMA映画賞で最優秀女優賞を受賞しました。彼女は「ナミビアの砂漠」や「あんのこと」での演技が評価され、昨年の最優秀新進女優賞に続き2度目の受賞となりました。河合は「TAMA映画祭は皆さんの努力を称える素晴らしい映画賞」と述べ、今年は5作品の劇場公開やテレビドラマでの活躍が続きました。特に「ナミビアの砂漠」はカンヌ国際映画祭でも評価され、国際的な注目を集めました。今後について、河合は「世界の痛みに触れながら自分の仕事について考え続けたい」と語り、演技を通じた社会的影響を追求する姿勢を示しました。

「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇した河合優実

女優河合優実(23)が30日、東京・多摩市内のパルテノン多摩で行われた「第16回TAMA映画賞授賞式」に登壇し、最優秀女優賞を受賞した。

河合は「ナミビアの砂漠」「あんのこと」などの受賞作品に参加。どの役柄においても鮮明に登場人物を浮かび上がらせる演技力が評価され、本年度最も心に残った女優に贈られる最優秀女優賞を受賞した。

22年に最優秀新進女優賞を受賞しており「TAMA映画祭に来るのは2度目。ステージ裏で受賞された方のスピーチを聞いていて、皆さんの努力の歴史をたたえるすごく良い映画賞だと思いました」と話した。

今年は出演する5作品が劇場公開され、テレビドラマでも話題に。大活躍の1年となり「自分の心に残っていくような特別な物作りの場に立ち会えたことがすごく多かった。すごくうれしいなと思っています」と笑顔を見せた。

主演を務めた「ナミビアの砂漠」は今年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した話題作。「カンヌ映画祭に行かせてもらって、今まで出た作品をちゃんと見てくれてる海外の方々と触れあうことができて。自分が見えていない人にも届いているんだと実感しました」と話した。

今後の目標について聞かれると、「ガザで今起きていること、ウクライナで続いていることとか、それ以外の国で起きていることがたくさんあって。どう考えても痛み、みたいなことが増え続けていると感じる」と切り出した。「そういう世界で自分がものを作っているということが、世界に対してどういう働きかけになっているのかと考え続けていたい。大きく言うとそういうことだけが自分の仕事かなと思っています」と静かに語った。

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