人気タレント東野幸治(57)が、29日深夜放送のABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」(金曜深夜1時)に出演。「ステージ4の肺がん」を乗り越え、久々に元気な姿を見せた中田ボタン(76)へ抱いていたあこがれを語った。
ボタンは19年3月に休養を発表し、昨年2月に吉本興業とマネジメント契約を解消した。その後は治療を続け、体調も回復。10月26日には大阪・天満天神繁昌亭で、桂小文枝の落語会にゲスト出演し、11月に入ると、小文枝のYouTubeに登場し、肺がん闘病の裏側などを明かしていた。
東野は「よく、今田(耕司)さんと(ABCテレビの深夜帯枠の)ナイトinナイトの枠『ナンバ壱番館』とかで、ご一緒させてもらって」と、ボタンとの共演を述懐した。
番組では、先輩芸人の功績や“伝説”も紹介され、東野は「よく八方師匠、きん枝師匠(当時、現小文枝)と、そこにボタン師匠がおられて。(タレントの)なるみちゃんがおってね、うまいこと回してました」。東京へ拠点を移して長い東野にとっては、師匠級が定期出演する大阪・なんばグランド花月で共演することもほぼなく「あの番組が、いろんな師匠と話す貴重な機会で、ありがたかったです」。
ボタンをはじめ、先輩らは「とにかくニヤニヤして話してて。女がどうした~とか。結婚してるのに、つねにグレーなことやってる3人で、僕は『グレーズ』と名付けてて、おれも師匠の年代になったら、こんなことできんねんや! って思った」とあこがれた思いを吐露した。
ただし、東野は「こないだ、ふと調べたら、おれの7年前が、あの時の『グレーズ』やった…。今、振り返ったら(自身は)全然グレーじゃない。ホワイト、真っ白(笑い)」。コンプライアンスが強化され、時代は流れたこともあって、東野は「(当時の『グレーズ』は)楽しそうやな。こういう芸人さんなりたいなって、当時思ってたのを思い出しました」。
その“あこがれ人”の1人、ボタンは現在は回復し、八方らとランチ会食をしていると知り、東野は「ランチしてるって聞いたんで、おれも混ぜてほしいなって思ってます」と訴えていた。