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武田一顕氏“103万円の壁”引き上げに「105万円でも」「お金取りたい人たちなんだから」


石破茂首相は、衆院本会議での所信表明演説において、所得税がかかる“年収103万円の壁”を令和7年度の税制改正で議論し引き上げる意向を示しました。国民民主党は、この壁を178万円に引き上げる法案を提出。中間淳太は、この数字が賃金や物価を考慮したものであるから、本当に178万円まで引き上げられるか心配だとコメント。一方、ジャーナリストの武田一顕氏は、財源の問題から自民党がそこまでの引き上げはしないだろうと予想し、玉木氏を納得させるために自民党が調整を行っていると説明しました。この問題をどのように解決するかが今国会での最大の課題とされています。

石破茂首相(2024年10月7日撮影)

元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が29日、MBSテレビ「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。石破茂首相が衆院本会議で所信表明演説を行い、所得税の支払いが生じる“年収103万円の壁”について「令和7年度税制改正の中で議論し、引き上げる」と明言したことについて言及した。

103万円の壁を巡っては、国民民主党が、28日に所得税の非課税対象を178万円まで引き上げる法案を提出した。

WEST.中間淳太は「(国民民主党代表の)玉木さんが178万円というのは、賃金とか物価とかを計算した上での数字なので、いくら『引き上げ』と言っても本当に178万円までいくのかは心配」。引き上げを明言したとはいえ、石破首相が178万円まで引き上げるかどうかに懸念を示した。

これに、武田氏は「いかない、いかない。そんな自民党だって、それをやっちゃうと、財源、お金がなくなっちゃうわけだから。お金取りたい人たちなんだから」とバッサリ。

「それをどうやって圧縮して低いところで玉木さんに納得してもらうかっていうので、今、ものすごい勢いで知恵を絞っているのが自民党の中の状況です」と現状を解説した。

その上で、武田氏は「断言したのは大きい。『引き上げます』まで、国会の本会議で石破総理が言ったっていうのは大きいけど、これでは105万円でも引き上げ。2万円でも満額でも引き上げ。この間でどこまで玉木さんの言い分を取り入れられるのかが、この国会での最大の課題」と指摘していた。

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