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COWCOW多田“繊細”ゆえのこだわり 劇場出番の合間の過ごし方も独特


お笑いコンビ「COWCOW」の多田健二がABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に出演し、繊細な性格とその影響について語った。多田は劇場の合間に車内で過ごす理由を、人に寝顔を見られたくないからと説明。また、後輩との交流では細やかな気配りを求める性格であることを明かした。性格の変化については、少年時代の経験を振り返り、少年野球チームでの自分の体格の小ささが原因と語った。高校時代に善しと意気投合し、「バッファロー吾郎」への情熱からお笑いの道に進むことに。東京進出後はM-1グランプリに挑戦するも結果を残せず、様々な挑戦を経て「あたりまえ体操」を生み出した。この対談を通じ、多田の素直で嘘のない人柄が改めて感じ取られた。

COWCOW多田(2024年7月撮影)

お笑いコンビ「COWCOW」多田健二(50)が28日夜放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」(関西ローカル)に出演。繊細な性格が如実にあらわれる仕事合間の過ごし方を明かした。

多田は、芸人同士が劇場の合間にご飯を食べながら真剣トークをする「劇場合間メシ」コーナーに出演し、銀シャリ橋本直(44)と対談した。

橋本が「銀シャリだけに…」などと言い、2人ですしを食しながら、多田が「後輩とメシ行く時、おれタバコ吸えへんから『1本いいですか?』って聞くやん? で『ええよ~』って言うやんか。で、それ以降、聞いてこうへん後輩おれへん? 2回目、聞いてほしいのよ」。細かい気配りがほしいと明かした。

そんな多田に、橋本が劇場の出番合間、普段の過ごし方を問うと、多田は「おれ、自家用車できてるから、自家用車で過ごしてんねん。人に寝顔を見られたくないっていうのがあんねん」と返した。

車内で“1人になれる空間”を確保すると言い、さらに「劇場のトイレで、人と一緒になるのも、ええタイプ?」と橋本に確認し、自身は「誰もおらんといてくれって思う」。これに、橋本は「それ、おれ、小3の時ですわ。(何の用をたしかのか)見られたくないから」と言い、あぜん。

多田は、自身の性格について「ちっちゃい頃は明るかった」そうだが、鳴り物入りで入った少年野球チームで、自分より大きな体格の選手がたくさんおり「おれ、この中で、下の下やなって。(性格が)曲がっていったというか、内向的になった」と振り返った。

そんな多田も高校3年で、相方善しと同じクラスになり、互いに「バッファロー吾郎」ファンで、意気投合。2人で「バッファロー次郎」を組み文化祭に出演。これを契機にお笑いの道へ進むことになった。

大阪での活動は7年。東京進出した年にM-1グランプリが始まり、意気込んだものの、結果を出せないままM-1を卒業。善しと「仕事、選んでる場合じゃない」と話し合い、何にでも挑戦するようになり、「あたりまえ体操」などを生み出した経緯なども、橋本の問いに包み隠さず、答えていった。

対談を終え、橋本は「ウソがない人」とあらためて、その人柄にほれなおした様子。笑い飯西田幸治からも「注目してる若手を聞いたら『名前を出して影響したら嫌』なんで、言わへんって」と、繊細な“こだわり”ぶりの報告があった。

そんな多田に、番組進行の海原やすよ(49)は「うん、すっごいよく見てるしな」と、同調。ただし、海原ともこ(52)は「いっぺん、好きなアーティストだれ? って聞いたら、『セカオワです』って」と明かし、スタジオをわかせていた。

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