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三田村邦彦 来年デビュー20周年を迎える演歌歌手の初主演舞台を「大成功につなげたい」


三田村邦彦俳優と演歌歌手の丘みどりが、舞台『おちか奮闘記』の取材会に出席しました。松竹創業130周年記念作で、小説「浪花女」をもとに音楽的要素が追加されたこの舞台は、明治初期の大阪を舞台に展開します。丘みどりは義太夫節三味線名手、豊澤団平の妻として奮闘するおちかを演じます。取材会では、過去に共演した映画でのエピソードも披露され、三田村は丘みどりの演技に感銘を受けたことを語りました。舞台は2024年1月、東京で開催予定です。

舞台「おちか奮闘記」取材会に出席した、左から河合雪之丞、丘みどり、三田村邦彦

俳優三田村邦彦(71)が28日、都内で、演歌歌手丘みどり(40)の初主演舞台「おちか奮闘記」取材会に出席した。

同作は松竹創業百三十周年記念作となり、小説家川口松太郎氏の「浪花女」を原作に瀬芳一氏の補綴(ほてい)演出で音楽的要素を追加し、新たに立ち上げるもの。明治初期の大阪を舞台に、義太夫節三味線の名手、二代目豊澤団平の芸にほれたおちかが、周囲の反対を押し切って団平の妻となり、人形浄瑠璃「壺坂霊験記」を完成させるまでを描く。

丘とは「あなたと、君と」とでデュエットしているが、「みなさんほとんど知らないかもしれない」とした。三田村が出演する旅番組のエンディング曲として採用され「令和を代表するデュエットソングにすべくキャンペーンをと思ったら、コロナでできなかった」と明かした。「とっても良い曲なので1度聞いてください」とアピールしたが「あっ、今日はお芝居の話だね」とちゃめっ気たっぷりにほほ笑んだ。

2人は映画「晴れの国」でも共演。三田村は丘の父親役を演じたが「その時に初めての演技を見て、丘さんのセリフで泣かされた」と告白。「泣いてはいけないシーンで泣いてしまった」と明かすと、「演歌で伝えることをしているので、芝居でも(伝えるのか)上手」とした。丘演じるおちかを「難しい役」としたが、「それだけにやりがいがあると思う」とエールを送った。

「丘さんの初舞台なので、2度とお芝居をしないとは言わせたくないので大成功につなげたい。そのお手伝いをしたい」と意気込んだ。

同公演は来年1月2~26日、東京・三越劇場で開催する。

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