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元テレ朝・富川悠太氏、トヨタ会長を「章男さん」呼び「見えないところでも現場を回っています」


元テレビ朝日アナウンサーで現在トヨタ自動車のジャーナリストとして活躍する富川悠太氏が、文化放送の番組に出演し、トヨタの豊田章男会長について語りました。富川氏は、伝達力に優れる豊田会長から学び、それをまとめた著書を執筆しています。「心で伝える」ことの重要性を強調し、豊田会長が周囲から「章男さん」と親しまれ、現場を大切にする姿勢がそのコミュニケーション力に由来すると分析しています。また、富川氏は会長からの指導として、従来の広報とは異なる「プロの目線」に基づく情報発信を求められ、様々な現場を訪ねると述べました。

富川悠太氏(2016年9月撮影)

元テレビ朝日アナウンサーで、トヨタ自動車所属ジャーナリストの富川悠太氏(48)が27日、文化放送「長野智子アップデート」(水曜午後3時半)に出演。同社の豊田章男会長について言及した。

富川氏は今年8月に著書「報道、トヨタで学んだ伝えるために大切なこと」を手がけた。「アナウンサーとして伝えることはある程度分かっていると思っていたんですが、トヨタに入ると、豊田章男会長がおりまして。すごく皆に伝わるんですよ。アナウンス技術やしゃべりの技術があるわけでも、腹から声を出すわけでなくても、すごく伝わる。なぜこんなに伝わるのかを分析して本に書かせていただきました」と話した。

富川氏は「今まで仕事のスタンスとして『人のために役に立つ』を続けてきたので、思いがつながることを一番言いたかった。頭で考えても仕方ないので、心でどう考えるかを伝えたかった」と思いを明かした。

富川氏は同社会長を「章男さんと呼んでいます」とスタジオを驚かせ「結構みなさん、章男さんって呼んでいますね。見えないところでも現場を回っていますし、だから言葉が伝わるんですかね」。

続けて「広報は良いことばかりをアピールするんだけど、私は会長から『とにかく今までやってきたプロの目線で見て、自分の感覚で伝えてくれ』と言われているので、現場を飛び回っています」とした。

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