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元鳥取知事の片山善博氏「かえってマイナスに作用したんじゃ」斎藤元彦氏兵庫県知事再選で分析


元鳥取県知事の片山善博氏が「ワイドナショー」に出演し、兵庫県知事選での斎藤元彦氏の勝利についてコメントしました。片山氏は、当初は再選の見込みが薄いと考えていましたが、告示後の候補者の顔ぶれを見て、明確な本命がいないと感じたと述べています。特に、対立候補とされた元尼崎市長の稲村和美氏については、県内市長の支持が駆け込み的で、有権者には既得権益の保護を図るように映った可能性を指摘しました。片山氏は、これが斎藤氏の返り咲きにおいて有権者の反感を買い、支持が逆作用したと分析しています。

斎藤元彦氏(2024年9月26日撮影)

元鳥取県知事の片山善博氏(73)が24日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に生出演。兵庫県知事選に勝利した斎藤元彦氏(47)についてコメントした。

片山氏は「最初は勝負にならないだろうと思ったんですね」と斎藤氏の再選の道筋は見当たらなかったとしつつ「ところが告示になって、顔ぶれ(斎藤氏を含めて7人が出馬)を見るとですね、失礼ですけど、本命が見当たらなかった」と話した。

MC東野幸治(57)が対立候補と見なされ、2位で敗退した元尼崎市長の稲村和美氏(52)について言及すると、片山氏は「県議会の構成をみると圧倒的に自民党が多い。自民党は候補を出さなかった、出せなかった。稲村さんは市長をされていた。22の県内の市長が支持を表明されたけど、駆け込みなんですよ。心情的に違うとか、距離感があった。否定的な人も大勢いた」と指摘。「ただ、このままいくと斎藤さんが返り咲きそうだ、これはマズいな、と。で、22人が駆け込みで支持にまわった」と述べた。

今田耕司(58)が「でも、そら、有権者にはそうにしか見えないんじゃないスか、駆け込みで応援しても」と語ると、片山氏は「有権者から見ると既得権益の人が県政を守ろうとしてるんじゃないか、と。失礼ですけど、かえってマイナスに作用したんじゃないかな」と分析した。

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