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笑福亭仁智、ともに研さんの日々を過ごした桂雀々さんしのぶ「なにより上方落語を愛した男」


落語家の桂雀々さんが64歳で肝不全により亡くなり、上方落語協会会長の笑福亭仁智がその死を悼みました。雀々さんは、人懐っこい性格で師匠や同僚を愛し、特に上方落語に対する愛情が深かったと評されています。2005年には彼の音頭で「RG研進会」を結成し、仲間達と共に落語の技術を磨いていました。また、雀々さんが東京で活躍するようになった後も、彼との再会を楽しみにしていたと仁智は語り、その情熱的な落語スタイルと共にさらなる活躍を期待されていた中での訃報に、驚きと残念さを募らせています。

笑福亭仁智(2024年撮影)

落語家笑福亭仁智(72)が23日、所属事務所を通じ、糖尿病からの肝不全のため、64歳で亡くなった落語家桂雀々(かつら・じゃくじゃく、本名松本貢一=まつもと・こういち)さんをしのんだ。

上方落語協会会長を務める仁智は「突然のことでいまだに信じられません」と驚きを隠せず。雀々さんの人柄について「人懐っこい性格で枝雀師匠に心酔し、義兄弟のざこば師匠を慕い、なにより上方落語を愛した男でした」と振り返った。

雀々さんの呼びかけで、05年に一門、事務所の垣根を越えた「RG研進会」を6人で結成し、「数年貴重な研さんの会を経験させてもらいました」。

雀々さんが11年に拠点を東京に移したことから、「活躍の場は東京になりましたが、近いうちにまた6人で集まろうと話していたところでした。格闘技のごとく汗まみれの雀々落語。まだまだこれからという時に、ただただ残念です」と、苦楽を共にした“仲間”の早すぎる死を惜しんだ。

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