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桂雀々さん急死…10代から親交の大平サブロー、12月“2人会”予定も「まさか、まさかの事」


上方落語の名手である桂雀々さんが20日に64歳で糖尿病からの肝不全により亡くなったことが報じられました。彼の長年の友人であり共演者でもあった大平サブローさんは、彼との思い出を振り返りつつ、若くしての死に無念の思いを寄せるコメントを発表しました。二人は10代で出会い、テレビやラジオで共演を重ねながら、落語と漫才を教え合う関係で、特別な友情を築いてきました。12月に予定されていた共演イベントの実現が叶わなかったことも悔やまれ、サブローさんは天国でもまた共演できることを願っています。

2011年9月、上方落語の大ネタ「地獄八景亡者戯」に挑戦する大平サブロー(左)と、けいこをつけた桂雀々さん

上方落語出身で、東京に活動の拠点を移していた落語家、桂雀々さんが亡くなったことが、22日までに分かった。所属事務所によると、糖尿病からの肝不全により20日に亡くなったという。64歳だった。

10代から仕事をともにし、テレビでの共演やプライベートでも親交のあった大平サブロー(66)が、所属事務所を通じてコメントを寄せた。

◇  ◇  ◇

64歳と言う若さでの旅立ちに、寂しさと無念さを感じており、今だに事実とは捉えられずにいます。

彼とは雀々さんが14歳、僕が18歳のおりにTBSの「銀座ナウ」の素人コメディアン道場というコーナーで一緒になり対決して、木っ端微塵(こっぱみじん)にやられたのが出会いです。

いやはや、今と変わらずテンポもキレも抜群でとても素人とは思えない天才14歳でした。

数年後にお互いにプロになり朝日放送の番組で再会して「一緒にがんばろな!」とエールを送り合ってそこから度々、ラジオやイベントをやり、イベントでは、年1回の数十回続けた「サブロー&雀々の二人の世界」で彼から僕は落語の手解きを受け、僕は彼に漫才を教えるという関係で楽しい時間を共有しました。

漫才センスも抜群で漫才でもスターになってたと思います。僕とは息も合いましたね。

12月に「帰ってきたサブロー&雀々の二人世界2」をやる予定でしたが倒れたと聞いて、回復してから改めて来年の春になんて軽い気持ちでいましたが、まさかまさかの事で。

いずれまた僕も天国に行くでしょうからその時は、「あの世の二人の世界!」をやってみたいです。

それまでは天国で誰とも漫才はやらずに待っててくださいな。

謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌

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