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NHK大阪放送局長、北の富士さん訃報「解説者として戻っていただけると願っていた。大変残念」


NHK大阪放送局の根本拓也局長が、82歳で亡くなった元横綱北の富士(竹沢勝昭)を偲びました。北の富士は52代横綱として活躍し、通算10度の優勝に輝きました。引退後は後進の指導にも力を注ぎ、千代の富士や北勝海(現八角理事長)らを育てました。1998年からはNHKの大相撲解説者としても活躍。昨年3月より療養のため出演を控えていましたが、2023年7月にはVTRで元気な姿を見せていました。根本局長は、「率直でユーモアを交えた解説が大変人気でした」と感謝の言葉を述べ、大阪での多くの思い出に触れ、現場復帰を願っていた心境を明かしました。

横綱審議委員会稽古総見の北の富士さん(2019年5月6日撮影)

NHK大阪放送局の根本拓也局長(61)が21日、大阪市の同局で局長定例会見に出席し、82歳で亡くなった元横綱北の富士の竹沢勝昭さんを悼んだ。

70年初場所後に52代横綱に昇進して通算10度優勝。引退後は千代の富士、北勝海(現八角理事長)の両横綱らを育てた。98年春からは長年にわたってNHK解説者として活躍した。昨年3月から、病気療養のために大相撲中継の出演を見送ってきたが、今年7月の名古屋場所の初日ではVTRで出演。元気な姿を見せていた。

根本局長は「NHKの大相撲中継で、現役力士の取組について、率直でユーモアを交えた語り口で、時に厳しく、時に温かい言葉で解説をいただき人気を博しました」と感謝した。

大相撲中継で実況を担当する三瓶宏志アナウンサーから聞いた話として、「北の富士さんは十両昇進や初優勝、横綱昇進など土俵人生の大きな節目を大阪で迎えることが多く、大阪が大好きだった」と紹介。「解説者として現場に戻っていただけると願っておりましたが、大変残念です。お世話になりました。心からお悔やみ申し上げます」としのんだ。

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