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池松壮亮「本心」で共演した「豊臣兄弟!」弟・仲野太賀に暴露された「ギター1本持って上京」


池松壮亮が主演映画「本心」の公開御礼舞台あいさつに登壇し、共演者の仲野太賀から上京時にギターを持ってきたことを暴露されました。池松は上京の際に福岡からギターを持ってきたが未だに弾けないと笑い、共演者らと談笑しました。「本心」はデジタル化が進む近未来を舞台に、主人公・石川朔也(池松壮亮)が亡き母の「自由死」に納得できず、仮想空間で母を再現しようとする物語。朔也は仮想空間で再現された母と親友の三好(三吉彩花)との奇妙な共同生活を通じて、母の本心を探ります。映画は現実と仮想の境界が曖昧になる未来を描いており、池松壮亮らがそれぞれのキャラクターとして深い表現を見せます。

映画「本心」公開御礼舞台あいさつに登壇した、左から池松壮亮(撮影・村上幸将)

池松壮亮(34)が20日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「本心」(石井裕也監督)公開御礼舞台あいさつに登壇。26年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で弟を演じ、親交が深い仲野太賀(31)から、上京する際に「ギター1本、持って上京した…尾崎豊みたいに」と暴露された。

トークの中で、本当の池松の顔は? との質問が出た。池松と仲野は「豊臣兄弟!」で豊臣秀長と兄・秀吉を演じる。仲野は「誰もが認める、俳優を絵に描いたような人ですけど…なぜかギターだけ1本、持って上京したという。尾崎豊みたいな…あれ、何でだったんでしたっけ? 面白いけれど、誰も知らないので暴露しました」と、腹を抱えて笑いつつ、明かした。

池松は、福岡大学付属大濠高から日大芸術学部映画学科への進学を機に、地元・福岡から上京しており、その際にギターを持っていたという。三吉から「何で、持ってきたの?」と聞かれると、照れ笑いを浮かべながら「まだ弾けない…」と告白。暴露した仲野が笑う姿を見て、三吉は「不思議な2人」と笑った。

「本心」は作家・平野啓一郎氏の同名小説の映画化作品。今からさらにデジタル化が進み、リアルとバーチャルの境界が曖昧になった少し先の将来が舞台で、池松は石川朔也を演じた。田中裕子(69)演じる、亡くなった母秋子が生前「自由死」を選択していたと知り、その本心を知りたいと思い、仮想空間上に任意の人間を作る「VF(バーチャル・フィギュア)」の制作を依頼。三吉彩花(28)は母の親友の三好、仲野は世界的に有名なアバターデザイナー・イフィーを演じた。

◆「本心」 工場で働く石川朔也(池松壮亮)は、同居する母秋子(田中裕子)から仕事中に電話が入り「帰ったら大切な話をしたい」と告げられる。帰宅を急ぐ途中、母が豪雨で氾濫する川べりにが立っているのを目撃し、助けようと飛び込むも重傷を負い1年もの間、昏睡(こんすい)状態に…。目が覚めた時、母は亡くなっていた上、生前「自由死」を選択していたと聞かされる。ロボット化の波で勤務先も閉鎖し、幼なじみの岸谷(水上恒司)の紹介で、カメラが搭載されたゴーグルを装着し、現実の分身として依頼主の代わりに行動する仕事「リアル・アバター」を始める。

そんな中、朔也は仮想空間上に任意の人間をを作る「VF(バーチャル・フィギュア)」を知る。「母は何を伝えたかったのか?どうして死を望んでいたのか?」などと整理がつかない思いを解消したく、なけなしの貯金を費やして開発者の野崎(妻夫木聡)に「母を作ってほしい」と依頼。「自分が知らない母の一面があったのではないか?」と、手掛かりを求めて、母の親友だったという三好(三吉彩花)に接触。彼女が台風被害で避難所生活中だと知り「ウチに来ませんか」と手を差し伸、三好、VFの母という奇妙な共同生活がスタートする。

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