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尼崎市長、1番の課題は「特定の候補者応援で立候補しネット駆使」モデル 公職選挙法歪められる


兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選された件に関連し、尼崎市の松本眞市長が新しい選挙運動スタイルについて言及しました。松本市長は、特定の候補者を応援するために立候補し、ネットを駆使して選挙情報を拡散する手法が公職選挙法の趣旨を歪める可能性があると主張しました。これにより、公平性が損なわれることを懸念しており、選挙期間中の情報量が特定の候補者に偏る問題を指摘しました。立候補者数が増えるとさらに状況が複雑化するとしています。同番組に出演した立花孝志氏は、県内22市長が組織的に行動したことを批判し、クリアでない理由で公共の混乱をもたらしたと述べました。

松本尼崎市長(2023年12月撮影)

兵庫県尼崎市長の松本眞氏が18日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)にリモート出演。17日投開票の兵庫県知事選において、無所属の前職斎藤元彦氏(47)が、元尼崎市長稲村和美氏ら無所属6新人を破り再選を果たした件に言及した。

番組では再選を果たした斎藤氏の選挙戦の舞台裏を特集。松本氏は、選挙戦中、稲村氏の支援を表明した県内29市長による市長会の有志22人の1人だった。

松本氏は「当選を目指さない」と宣言し、斎藤氏の疑惑を否定する立場で無所属で立候補した、NHKから国民を守る党の立花孝志党首について触れ、「今回、1番大きな課題意識を持っているのは、特定の候補者を応援するために立候補する、そしてネットを駆使するモデルが出来上がったこと」とした。

「我々選挙をする立場からすると、本人がいるところでないと顔があるチラシを配って『1票よろしくお願いいたします』と言えない。街宣車の数が決まっている、選挙はがきの数が決まっている。これは立候補の機会均等を保障するために、いろんな公費モデル代わりに制限もある仕組みになっているんですけど、事実上、立候補することによって、選挙の情報量を拡散させることができるようになると、公職選挙法の趣旨そのものも大きくゆがめられちゃうんじゃないかと思っています」と主張した。

さらに「今回は立花さん1人だったんですけど、2人、3人と出てくると、それだけ選挙期間中の情報量がその人だけ倍増してしまう」と指摘。「これが本当に公平なのかという問題がありまして、今回は意図的に連携していないという話ですけれども、やはり選挙の問題として考えなければならないと思っています」と私見を述べた。

前日17日のニコニコニュースの開票特番に生出演した立花氏は斎藤氏に反発する形で稲村氏支援を表明した県内22人の市長に対し、「県下の首長を少なくとも入れ替えていかないと。22の市長さんはそれ覚悟でやったわけですから。斎藤では俺は仕事できない、って言ったわけですから。その理由がまた明確じゃないから、ただ混乱させただけ」と、痛烈に批判していた。

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