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緒方恵美、兵庫県知事選「大手メディアの敗北、ネットの勝利」に違和感、私見述べる


声優・歌手の緒方恵美が、兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏を巡る報道に対しSNSで意見を述べました。斎藤氏は、過去の疑惑に対する不信任決議で失職後、無所属で再選に成功しました。緒方は、メディアの報道やネットの声に疑問を持つ姿勢を示し、投票に関する意識を語りました。また、「大手メディアの敗北、ネットの勝利」との言説に異を唱え、選挙の結果をポジティブにとらえつつ、今後の県政運営の課題を指摘しました。彼女は、この選挙を通じて「人を動かす選挙」がまだ可能であることを喜ばしく思っています。

緒方恵美(2021年12月撮影)

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役などで知られる声優で歌手の緒方恵美(59)が18日までにX(旧ツイッター)を更新。知事失職に伴う兵庫県知事選で無所属の前職斎藤元彦氏(47)が再選を果たしたことをめぐるメディアの報道やネット世論に私見を述べた。

パワハラなどの疑惑告発文書問題を巡り、兵庫県議会で全会一致の不信任決議を受け自動失職した斎藤氏だが、無党派層を取り込むため、交流サイト(SNS)を積極的に活用。大手メディアへの不信の声も追い風となり激戦を制した。

緒方は「『全体がひとつの方向にウワッと動き、反対意見を叩き潰す流れになった時、その主流には疑問を持った方がいい』昔から言われていることだけど、今が1番感じ入る」と切り出し、「投票に行こうと呼びかけても動かない人が多いのは、投票先がないからだったからだと改めて。選ぶべき人がいる時は動くのだ。人は」と、投票率が50%を超えた今回の選挙を振り返った。

続けて「『大手メディアの敗北、ネットの勝利』的な言葉が並ぶ今朝」と、斎藤氏再選の“原因”を指摘した言説に触れ、「それもひとつの側面だとも思うが違和感もある。ネットだって叩く人はたくさんいた。特にXでは。この勝利はまごう事なき斎藤さんのもの。そして騒ぎの中肌身で感じて投票した方々の」と異を唱えつつ、「誠実な仕事は伝わり動かすのだ。この国はまだ明るい」との思いをつづった。

なお、続くポストでは、一部の批判的な声に対して「私は『テレビ<YouTubeの時世!』と言ってるんでもなければ斎藤さんマンセーでもありませんよ…。変な意味ではなく普段を存じ上げきれない、実績を肌身ではわからないしがないイチ都民ですから、それは当たり前ですよね。ただ私が見えない所を兵庫県民の皆さんは見ていて実際に動かれた、その結果を凄いと思ったということ。そして『人を動かす選挙』が、この国でまだまだできるのだという事実を教えて頂けたのは嬉しかったし、そこはポジティブに捉えるべきだと思ったからです」と説明。

「とはいえ得票は過半数ではなかった訳だし問題がすべて解決された訳ではないので、これからの県政運営は大変だと思いますが、決まったからには頑張って頂きたいですよね。良い形での波紋が広がっていくといいなと思います」とつづった。

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