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舞台「軽井沢殺人事件~浅見光彦VS信濃のコロンボ」 渋谷伝承ホールで18日千秋楽


内田康夫生誕90周年を記念して『軽井沢殺人事件~浅見光彦VS信濃のコロンボ』が東京で公演。青木玄徳と伊東孝明がダブル主演を務め、商事会社幹部の謎の死を巡るミステリーが描かれる。若く育ちの良い浅見光彦(青木)と、くたびれながらも鋭い信濃のコロンボ(伊東)の対比が見どころ。舞台は映像を多用し、背景やヒントとして物語に組み込まれている斬新な構成。映像と演技の融合が新鮮さと共に観客を楽しませる。公演は18日まで。

舞台「軽井沢殺人事件~浅見光彦VS信濃のコロンボ」

俳優青木玄徳(37)と伊東孝明(53)がダブル主演する、内田康夫生誕90周年公演の舞台「軽井沢殺人事件~浅見光彦VS信濃のコロンボ」が、今日18日まで東京・渋谷伝承ホールで公演中だ。

インチキ商法で世間を騒がせた商事会社の幹部社員が、謎の言葉と古い写真を残して絶命。ルポライター浅見光彦(青木)は事件の鍵を握る人物を追って軽井沢へ。同じ頃、信濃のコロンボこと竹村岩男警部(伊東)は軽井沢大橋で発見された変死体の捜査で軽井沢にいた。名探偵浅見光彦と信濃のコロンボ竹村岩男が難事件に挑む。

冒頭から舞台上のスクリーンに映像が映し出され、それがそのまま背景となって物語が始まる。途中、何度もスクリーンに背景やヒントとなる映像が映し出される。ある程度は制御できるとしても、演じているのは生身の人間。大道具や音響、そしてスイッチャーの繊細な作業が要求される斬新な舞台だ。

若く、育ちのいい浅見を演じる青木と、くたびれたたたき上げの竹村を演じる伊東の対比が心地よい舞台。ミステリー作品は事件解決のストーリーが先走りがちだが、次々と映し出される映像と人間同士のやりとりが楽しませてくれる。

他に横内正、遠山景織子、児島美ゆき、清水よし子、堺美紀子、太田直人、藤元高之ら。構成・演出は堺新次。

18日午後2時開演が最終回。

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