是枝裕和監督(62)が29日、都内で開催中の東京国際映画祭で、自ら20年に立ち上げた企画「交流ラウンジ」でインドの世界的新鋭パヤル・カパディア監督(38)と対談した。
質疑応答では、総合演出を務めた23年のNetflixドラマ「舞妓さんちのまかないさん」で描いた舞妓(まいこ)など男性として女性を描くことに難しさを感じるか? と質問が出た。同監督は「男性が描く女性像から離れられないと思うし、はねのけるという考えが傲慢(ごうまん)。あくまで男の監督として、どういう女性の描き方が可能かを考えていきたい」と語った。