フジテレビ系で選挙特番「live選挙サンデー 超速報SP」が27日、放送され、立憲民主党の辻元清美代表代行（64）が生出演した。
立憲民主党は公示前の98議席（比例含む）を超え、大幅に議席数を積み増した。派閥裏金問題が響いた自民党、公明党は伸び悩んだ。
メインキャスターの宮根誠司は辻元氏に「野田政権を作りにいくのか」と問われると、辻元氏は「政権交代こそ最大の政治改革と訴えてきました。政権交代を目指すということで作りにいくということになりますけど、まだちょっと何も言えない状況だと思ってます」と言うにとどめた。
さらに、顔なじみの橋下徹氏から「よかったですね」と穏やかな表情で声をかけられると「あら、橋下さん。今日はえらいトーンが違いますね」と、軽妙に返答。3年前のフジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー」で辻元氏は「私は橋下さんのこと好きなんですよ」と発言している。
橋下氏は今回の結果に「辻元さんや蓮舫さん、野党立憲民主党と思い浮かべるような人たちが今回影が薄かった。辻元さんたちが表に出なかったから無党派層がきたと僕は感じています」と述べると、辻元氏は「相当応援に行ってる。前回の衆院選から、候補者の選定も含めて相当分析したり緻密にやって来た」とたじろぐことなく返答した。
重ねて橋下氏は「もし野田政権を作る時は維新と手を組むんですか？ あれだけぼろカス言ってたのに」と切り込むと、辻元氏は「あらゆる政党に対話を呼びかけていくと野田さんは言っている」とし、「まだ結果が出ていないので何とも言えない」と言うにとどめた。
さらに元明石市市長で弁護士の泉房穂氏（61）も交えて対話を重ねたが、生中継のため時間切れ。中継終了を告げられると辻元氏は「なんや、もうちょっと橋下さんと議論できると思ったんに」と残念がった。橋下氏が「ホント良かったこの雰囲気で」とねぎらうと、辻元氏は「橋下さんに褒めてもらったのは一応覚えておきます」としおらしく受け取った。宮根は3人のやりとりに「大阪の居酒屋みたい」と見守っていた。
