「ミス・ワールド2024」日本代表選考会が2日、都内で開催され、東京都出身で京大大学院生の冨田キアナさん(27)が日本代表に輝いた。
冨田さんは「私が今まで掲げてきたミス・ワールドへの思いが、ついに日本代表としてかなえられる時が来たと思い、ホッとした気持ち」と語った。
冨田さんはケンブリッジ大学大学院アジア・中東学研究科で日本文化を研究し、20年に修士号を取得。現在は京大大学院で防災や減災についての研究を行っている。「自然災害から1つでも多くの命を救うため、ミス・ワールドのプラットフォームを使ってより多くの人に声を届けたい」とエントリーを決意した。
今回が3度目の挑戦で、悲願の日本代表の座をつかんだ。喜びをかみしめながらも世界大会を見据え、「各国のミス・ワールドと切磋琢磨(せっさたくま)して、よりよい社会を築いていきたい。日本が自然災害からどのように乗り越えてきたかを強く発信して、世界の災害に苦しむ国を助けられるようにしたい」と語った。