女優菜々緒(35)がこのほど、都内で開催された、テレビ朝日系10月期金曜ナイトドラマ「無能の鷹」(11日放送開始。午後11時15分)取材会に出席した。
同作は女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載された漫画家はんざき朝未さんによる同名大人気コミックスの実写ドラマ化。菜々緒は同局の連続ドラマ初主演で、超有能な見た目だが、その実は全くの“無能”な鷹野ツメ子を演じる。
これまでそのルックスからクールな役柄を演じる機会が多い菜々緒だが今回、中身は正反対。だが、意外にも「中身に関しては私自身も無能な部分が多いので、実は自然体でやらせていただいています」と告白。また、「共演者の皆さんとの掛け合いで引き出していただいた部分が大きい」とした。
撮影現場は「こんなに楽しい現場でいいのかなと思うほど」という。「みなさん、かなり個性的なキャラを演じてくれて、間合いやテンポ感もピッタリなので、この空気感を伝えられればいいなと思います」と話した。
原作のファンからは“実写化するなら菜々緒さんで”の声が高かった。「すごくうれしかった半面、ハードルは高いなと緊張もしています」とし、「丁寧に、ドラマならではの『無能の鷹』をお届けできるように一生懸命撮影しています」と応えた。
この日、塩野瑛久(29)工藤阿須加(33)さとうほなみ(35)高橋克実(63)井浦新(50)も同席。それぞれの役名に鳥の名前が含まれることから、5分間でその絵を描いた。それぞれが力作を披露する中、まるで一筆書きのような“ウ”を披露したさとうに総ツッコミするシーンもあり、笑いに堪えない取材会となった。
そんな取材会の最後を菜々緒は「がんばりすぎて息を抜くのがへただったり、息苦しさを感じたり、そんな皆さんの背中を押して、元気をもらっていただけるような作品にしたいという思いで、スタッフ、キャスト一同、撮影しております」とし、「金曜の夜にほっとしていただける、寄り添えるドラマになればうれしいです。ぜひ楽しんでください!」と座長らしく締めた。