A．B．C－Zが29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、4人体制になって初のライブツアーの「A．B．C－Z Concert Tour 2024 F．O．R」東京千秋楽を迎えた。この日限りのサプライズゲストで、1月31日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所した屋良朝幸（41）が登場。腰の負傷で自由が利かない塚田僚一（37）をダンス演出で支え、後輩のステージに華を添えた。
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予想外のサプライズが待っていた。塚田のソロ曲「Stay Back」中盤、ステージ後方から1人の“ダンサー”が登場し、塚田とシンメトリーでアグレッシブなダンスを華麗に披露。正体が屋良と分かるとどよめきと大歓声。先輩かつ、深い関係性にある屋良が「お久しぶりです！」とあいさつすると万雷の拍手。メンバーとハグを交わして再会と共演を喜んだ。
屋良は11月に開幕を控えるミュージカルの稽古を自ら休み「（塚ちゃんのために）できることは何か考えた」と告白。「塚ちゃんが踊れないから踊らせてください」と、直談判で出演を逆オファー。快諾をもらい、後輩のピンチに駆けつけた。腰の負傷で「できる範囲で」としつつも塚田のダンスのキレっぷりに、振り付けを担当した屋良は「今日来て思ったけど、踊ってるじゃん。話ちがいますよね（笑い）」とツッコミ。塚田も「激しい運動はお医者様から控えるように言われて…」と苦笑しつつも「テンション上がっちゃうんだよ…（笑い）」とアドレナリン全開。五関晃一（39）が「機会あればグループの振り付けも」とリクエストすると、屋良も「言ってくれればいつでも！」と深い結びつきをうかがわせた。
新体制初ライブ本編は、4人での“1歩目”となった楽曲「君じゃなきゃだめなんだ」で幕開け。アンコール含め全31曲を披露した。最終盤には、ステージセンターから高さ5メートルの巨大な船に乗って4人が登場。2階席のファンとも目線を合わせた。橋本良亮（31）は「みなさんのことを大好きだな、愛してるなと思えた公演でした。みなさんがいないとスイッチが入らない」と感謝。戸塚祥太（37）は「ファンの皆さまには特大の感謝をしてます。それに応えられるように最善を尽くします」。塚田も「明るい未来へ『F．O．R』していけたら」。より輝く、新たなステージへの出航を約束した。【望月千草】
○…A．B．C－Zの15枚目シングル「ヒリヒリさせて」が11月27日に発売される。振り付けは世界的ダンサーのTAKAHIROが担当。橋本は「めっちゃかっこいい振り付け。早く見てほしい。良い意味で裏切りをしていけると思う」と自信を見せた。さらに、メンバー主導でセレクトした5曲が収録されたデジタルEP「from Z to ABC－I－」が30日に配信リリースされることも発表。新体制で再録したという。
