SKE48の最新シングル「告白心拍数」が10月2日に発売される。加入12年目の熊崎晴香（27）が初のセンターを務め、9期生の入内嶋涼（さやか＝25）、藤本冬香（26）が初の選抜入り。3人がこのほど日刊スポーツの取材に応じ、念願の“初めて”をつかんだ心境や、16周年を迎えるグループへの思いを語った。
同曲では、熊崎が加入12年目にして初のシングルセンターに選ばれた。長年夢見たポジションをつかみ「ファンの皆さんの支えのおかげです。ようやく恩返しができると思うとすごくほっとしています」と笑顔を見せた。
加入当初から「センターになりたい」と宣言してきた。同曲ミュージックビデオ（MV）撮影の数日前にスタッフから「面談がある」と呼び出されたという。 「『センターです』と伝えられて、めちゃくちゃビックリしました！ ファンの皆さんと頑張ってきた思い出が走馬灯のように浮かび上がってきて、涙をポロリと流してしまいました」と振り返った。
加入6年目の9期生、入内嶋と藤本は初の選抜入りを果たした。入内嶋は「遅咲きではあるんですけど」と笑顔。「グループに入ったからには絶対かなえたい目標だったので、幸せな気持ちでいっぱいです。家族と（同グループの）中野愛理さんにすぐ連絡をしました。2人で選抜に入ることが夢の1つでもあったので、かなえることができてうれしいです」と語った。
20歳でグループに加入した藤本は「スタートが遅かったので、何度も年齢で諦めそうになった」と吐露。「でも、諦めなくてよかったとすごく思いました。いつも悩みを話していた（元メンバーで）先輩の北野瑠華さんに最初に伝えました」と明かした。
同曲は恋する胸の高鳴りを歌ったスタイリッシュなダンスナンバー。手首を握る「脈拍ダンス」もポイントだ。タイトルにちなんで「最近心拍数が上がったこと」と聞くと、熊崎は「競馬です」とにやり。「最後の直線とかめっちゃ興奮します。自分のお金でしっかり馬券を買ってるので、脈が上がりますね（笑い）」と明かした。
また「（SKE48劇場の）楽屋にテレビがあるんです。日曜日とかに公演があると『ちょっとだけ時間いい？』って競馬番組をつけて叫んでます」と明かし、公演を行うチームが違う入内嶋と藤本は「知らなかった…」とびっくり。熊崎は「アイドルの楽屋じゃない」と笑いつつ「メンバーにも競馬好き仲間が徐々に増えつつあるので、一緒に観戦して心拍数上げてます」と話した。
一方、入内嶋は「大好きで憧れの佐藤佳穂さんと一緒にMV撮影や選抜のお仕事ができていて、同じ場にいるだけで心拍数が上がってしまいます」と照れ笑い。同取材の数時間前、佐藤の隣での撮影があったといい「（スタッフから）『今日の笑顔がいつもと違う、すごくいい』と言われました（笑い）」と話した。
また、広島出身でプロ野球広島カープの大ファンである藤本は「仕事が入らなさそうな日の試合のチケットはとにかく買います」と明かした。6月に大瀬良大地投手がノーヒットノーランを達成した日のチケットも持っていたが、仕事のため見に行けなかったという。「チケット持ってたのに！ いつも試合に行けるか行けないか、ドキドキしてます」。
10月5日、SKE48は初の劇場公演から16周年を迎える。2期生の斉藤真木子が11月に卒業することを発表しており、その後はグループで一番上の代となる6期生の熊崎は「野球やプロレスなど、いろんな分野に特化したメンバーがいるのはグループの強み」と分析。藤本は「地元広島に帰った時に、友達とかに『SKEってどんな活動してるの？』って聞かれることが多くて。そんな風に聞かれない存在になれるよう、自分もグループの力の1つになりたい」と力を込めた。
最後に入内嶋は「偉大な先輩方が残してくださったものを忘れずに、SKE48を終わらせちゃいけないという気持ちで。今よりもっと盛りあげて、熱い、かわいい、かっこいいSKE48をいろんな人に広めたいです」と真っすぐに意気込んだ。
◆熊崎晴香（くまざき・はるか）1997年（平9）8月10日、愛知県生まれ。愛称「くまちゃん」。12年11月に6期生として加入。14年のシングル「不器用太陽」で初選抜入り。趣味は競馬、スポーツ観戦。160センチ。血液型O。
◆入内嶋涼（いりうちじま・さやか）1999年（平11）5月13日、神奈川県生まれ。愛称「さあや」。18年12月に9期生として加入。趣味は生き物観察で、昆虫食にも挑戦。154センチ。血液型O。
◆藤本冬香（ふじもと・ふゆか）1998年（平10）4月3日、広島県生まれ。愛称「ふゆっぴ」。18年12月に9期生として加入。趣味は野球観戦で広島カープの大ファン。夢はマツダスタジアムでの始球式。157センチ。血液型A。
