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「虎に翼」最終回の橋のシーンの通行人に注目「初回とリンクしている」作品テーマの象徴との声も


朝ドラ「虎に翼」主演の伊藤沙莉(2024年3月撮影)

伊藤沙莉(30)がヒロインを演じた、NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)の最終回、第130話が27日に放送された。SNSでは最終回で登場した、橋の通行人に注目が集まっている。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、さまざまな仕事を掛け持ちし、多忙な毎日を送る優未(川床明日香)。花江(森田望智)もひ孫に囲まれ平穏に暮らす。航一(岡田将生)のことはのどか(尾碕真花)、朋一(井上祐貴)、優未が三人で気にかけていた。寅子(伊藤沙莉)は皆の暮らしぶりを見守りながら、桂場(松山ケンイチ)と「法律とは何か」について語り合ってきたことを振り返る。

ある日、優未は橋の上で誰かと電話をする美雪(片岡凜)と出会う。仕事を突然解雇されるも「私が悪いんだと思う」と落ち込む美雪に優未は「あなたがダメでも悪くもないと思います」と声をかけ、労働基準法に記された雇用主の解雇予告義務を説明する。その2人の背後には橋の上で静かにたたずむ女性や、大きな荷物を抱える高齢の女性の姿があった。

初回放送で、寅子と花江がお見合いについて話すシーンでも同様に橋の上には男性の後ろを控えめに歩く女性の姿、大きな荷物を背負う高齢の女性の姿が描かれていた。SNSでは「初回とリンクしている」「同じ人っぽい」「単なる通行人も最後までしっかり演出されている」「こう言うところがこのドラマの好きなところ」などの声が相次いだ。

また「100年前と何も変わっていないところを見せてるんだよね」「時代は変わっても変わらないことに涙が止まらない」「象徴的なシーン」「形の上での『男女雇用機会均等法』だろうが女性の地獄は変わらない」との声も寄せられている。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

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