演歌歌手新浜レオン(28)が21日、地元千葉県の成田国際文化会館でファーストコンサートツアーの初日公演を行った。
公演前に取材に応じた。
ツアー初日を迎えたことに「テレビやラジオに出るのも大好きですが、ファンの皆さんの前で歌うのが何よりも楽しみ。今日は全力で良いスタートを切りたい」と意気込みを明かした。
スタートの地に成田を選んだのは「白井市で生まれ育ったのですが、初詣はいつも成田山新勝寺。デビューイベントも行いました。僕にとっては成田が原点。そこからスタートというのはこれ以上ない1日だと思っています」。
3月に発売した新曲「全てあげよう」は木梨憲武(62)がプロデュースを手がけた。同曲はオリコンの演歌・歌謡曲の週間ランキングで25週連続でトップ10入り。これは今でも最長記録を更新中だ。
同曲は木梨直伝の「膝スラ」も大きな話題を呼んでいる。「高校まで野球をやっていてキャッチャーをしていたのですが、このスライディングはキャッチングと動作が似ている。だから練習をしていないのに一発でできました」。
紅白歌合戦にかける熱い思いも吐露した。「高校までずっと甲子園を目指していました。歌手として自分の中の『甲子園』が紅白なんです。来年ではなく今年。この『全てあげよう』で決めたい。口だけの新浜レオンでないことを示したい」と強く訴えた。「『膝スラ』で滑った距離のこれまでの最長記録は9メートル。年末の紅白でそれを塗り替えたいです」。
「膝スラ」は摩擦熱でズボンを傷めるという。「すぐに破れるからこのパンツは4本目。1本が10万円するので滑るたびにスタッフが怖い顔をします。でも、衣装が破れるよりも多くの人に喜んでもらえることの方が大切。これからも滑っていきますよ」。
青春をかけた野球の世界では大リーグのドジャース大谷翔平投手が前人未到の「50-50」を達成したばかり。「大谷選手って想像をはるかに超える何かをやってくれる。本当のスターってこういうことなのかなと思うんです。僕も皆さんの想像を超えるようなステージに出たいと強く思います」。
今後の活動について「デビューをしたのが19年で2年目以降はコロナ禍で全国を回れなかった。だから、これからは1本でも1日でも多くコンサートをやりたい」と語った。