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田崎史郎氏、自民党の総裁選について言及「敏感であるがゆえに世論に流されやすい」


自民党本部(2021年撮影)

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が4日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、自民党の総裁選について言及した。

現在までに小林鷹之前経済安保担当相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、林芳正官房長官が出馬会見を行ったことを紹介した上で「裏金が500万円未満で処分されなかった議員の処遇」についてのそれぞれの姿勢に言及した。

麻生派にも裏金問題が浮上したことに田崎氏は「真っ白だと言われたところでこういう疑惑が発覚した。裁判記録に基づいた物なので信ぴょう性も高い。時効にはなっているが、麻生さん自身が説明しないといけない」とコメントした。

続けて「河野さんは安部派や二階派の議員に対して返還を求めている。今回、よりどころとしている麻生派で出たならば自身も返還しないといけない」と指摘した。

裏金議員の処遇をめぐっては、出馬表明した小林氏は「国民の理解が得られた時点で適材適所の人事を行うことが大切」、石破氏は「新体制になってどうするか決める」、河野氏は「不記載金額を返還することでケジメとして前に進んでいきたい」、林氏は「新たな事実が出てくればもう1度手続きにのっとって結果を出すことが必要」としている。

田崎氏はそれぞれの発言に「政治家見ていると非常に世論に敏感な政治家はこれに反応する。それは石破さんや河野さんなんです。敏感であるがゆえに世論に流されやすい」と解説。

さらに「慎重な方々は、やっぱり法制度として一事不再理があると。1回判決が確定したものについては、再び審理することが許されないという一時不再理がある。それを蒸し返すのはどうか?というのが昨日の林さんの考え方で今日の茂木さん、金曜日の小泉さんも同じ発想だと思います」と説明した。

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