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川合俊一会長、イタリア戦「本気で勝つなら…」独自の戦略披露 パリ五輪バレー男子の惜敗分析


川合俊一会長(2024年4月撮影)

「不敗神話」「強運伝説」で知られる日本バレーボール協会会長の川合俊一氏(61)は31日、長年親交がある歌手和田アキ子(74)がパーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜午前11時)に出演し、パリオリンピック(五輪)で大きく盛り上がったバレーボール日本代表の奮闘を振り返った。

川合会長は初戦ドイツ戦は観戦せず、男子代表は敗れた。川合会長が視察でパリに入った後の2戦目は勝利したが、まだ男子代表の試合が続いていた中で帰国すると、日本中から「なぜ?」の声が相次いだほど。男子日本代表は1972年ミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダルが期待されたが、世界ランク1位イタリアを追い詰めながらフルセットの末に敗れ、メダルへの希望がついえた。

川合会長は、バレーボールに対する国民の期待について「バレーは(期待の)設定が高い。東洋の魔女が金メダルをとり、男子も取ったことで、日本人は『メダルを取る種目』と思っている」と、複雑な思いを吐露した上で、激闘のイタリア戦を振り返った。和田が「勝つと思っていたけどね」と述べると、「初戦のドイツ戦で負けた後にパリに入った。最初に(選手に)言ったのは、『オリンピックあるある』。みんな前向きすぎて『オレがきめる』と、みんなが打ちにいっちゃう」と振り返り「でも、うちらは地味なレシーブを拾って、拾って勝ってきたチーム。打ち勝とう、となるから気をつけてね(と言った)」と明かした。

イタリア戦で男子日本代表は2セット連取し、第3セットも24-21と勝利目前までいきながら、イタリアに連続4ポイントを取られてこのセットを落とし、4、5両セットも奪われ、敗れた。川合会長は現地観戦した友人の話として「第3セットの最後は、会場のムードがほとんど(日本が)勝ったことになっていたらしい」と振り返り「会場が勝ったようなムードになると、イタリアは本当に強いから逆転されるかもしれないのに。選手も勝ったように思ったらしい」と述べた。

その上で「(第3セットで)1度勝ったと思ったのに逆転で負けると、絶対残り2セットは取れない」と持論を述べ「本気であの試合を勝ちに行くなら、(第3セットで)1回、勝った、と思った選手を交代させ、第4セットはベンチの(控えの)6人で戦ってもよかった。で、4セットを取られても5セット目にスタメンを入れてやった方がよかった。でもその勇気は出ない」と口にした。

和田が「涙が出る。そんなことがあったのかあ」と、川合会長の「敗因分析」について語ると、川合会長は「逆に、試合内容は面白かった。2セット目以外は全部2点差。こんな面白い試合はない。後は勝てば良かっただけ」とも振り返り「本当にあと1点とればベスト4(だった)。世界のトップに行く可能性があるなと感じた」とも述べた。

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