2020年に英王室を離脱したヘンリー王子（39）が、伯父となる母ダイアナ元妃の姉レディ・ジェーン・フェローズさんの夫ロバート・フェローズさんの葬儀に出席するため極秘で英国に帰国していたことが明らかになった。
英サン紙によると、7月29日に亡くなったダイアナ元妃の義理の兄を追悼するため、28日にノーフォーク州スネティシャムにあるメアリー教会で執り行われた葬儀にサプライズで参列したという。王子は当初、安全上の理由から葬儀を欠席すると伝えられていた。
葬儀には確執が取りざたされる英王室のウィリアム皇太子（42）も参列していたが、互いに顔を合わせることを避け、離れた場所に座っていたといい、言葉を交わすこともなかったという。兄弟が顔を合わせるのは、23年5月にロンドンで行われたチャールズ国王の戴冠式以来1年3カ月ぶりだった。
ヘンリー王子が、電話やメールなどを通じて連絡を取ろうと試みたものの皇太子はそれらを無視していると米ピープル誌は伝えており、両者の間に生じた亀裂は修復不能だと関係者は話している。
家族の友人は「両王子が葬儀会場にいたことが確認できてとてもうれしかった」とサン紙に語っている。一方、2人は目立たないよう会場入りしていたようで、別の参列者は「葬儀が終わるまで2人が参列していたことは知らなかった」と話している。
皇太子と王子は9月、同時期にニューヨークを訪問する可能性が浮上しており、再会が実現するのか注目されている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）
