作家今村翔吾「新庄まつり」に参加 来年の「ダンスプロジェクト羽州ぼろ鳶組」の構想語る

“まつり旅”の愛車「たび丸号」の前で、ポーズを取る益子侑(左)と今村翔吾氏

直木賞作家今村翔吾氏（40）が25日、山形・新庄市でユネスコの無形文化遺産「新庄まつり」に参加した。

今村氏は2017年（平29）に、新庄藩の火消し集団の奮闘を描いた時代小説「羽州ぼろ鳶組」で作家デビュー。その縁で21年2月から同市の観光大使、さらには25年に控える「新庄開府400年記念」事業の総合アドバイザーを務めている。

この日は22年9月に日本全国47都道府県の学校や書店などを118泊119日かけて完走したイベント「まつり旅」で活躍した愛車「たび丸号」も登場。バイオリニスト益子侑（38）も演奏を披露した。

今村氏は来年の「新庄開府400年記念」事業についても説明。元ダンスインストラクターのキャリアを持つだけに、新庄藩の火消し集団をモチーフにしたオリジナルの「ダンスプロジェクト羽州ぼろ鳶組」について「曲のフルバージョンは公開していませんが、いい曲になっています。27日から練習が始まるんで、久々の現場というか練習なんで楽しみです。僕は素で行こうと思ってるから厳しそうなところもあると思うし、必死なところも見られるかな」と笑顔で話した。