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河合優実「5年連絡先も知らない、会ってもいなかった」縁が結実 監督と「相思相愛で良かった」


映画「ナミビアの砂漠」ジャパンプレミアに登壇した河合優実(撮影・村上幸将)

河合優実(23)が22日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「ナミビアの砂漠」(9月6日公開)ジャパンプレミアに登壇し、「相思相愛で良かった」とおよそ5年越しの夢が実現し、山中瑶子監督(27)の作品に出演できた喜びをかみしめた。

「ナミビアの砂漠」は、19歳で撮影した初監督作「あみこ」(17年)が、ぴあフィルムフェスティバル観客賞を受賞し、ベルリン国際映画祭(ドイツ)フォーラム部門に史上最年少で招待された、山中監督の最新作で本格的な長編第1作。主演の河合は「あみこ」公開当時は学生だったが、観客として鑑賞し、衝撃を受け、いつか同監督の映画に出たいと熱望し、同監督に手紙を書くなどして直接、思いを伝えた。河合は「俳優を始める前の18歳の時、ただの観客で『あみこ』を見た。(俳優を)志していたので、いつかご一緒したいです、と」と当時を振り返った。

山中監督は「お手紙をいただいて。映画で、河合さんが見られるようになったと思っていて。私は脚本を作るのに時間がかかるので、かなりお待たせしてしまった。存在に背中を押されたので、感無量という言葉を初めて言いたい感じです」と、河合を主演に起用できたことを喜んだ。

河合は「5年くらいは連絡先も知らない、会ってもいなかったですけど…その時の自分に伝えたい。ビックリするだろうし、撮影できること、完成を届けられることを楽しみにしていた作品」と、山中監督作品に出られた喜びをかみしめた。そして「良かったです、相思相愛…どっちかが忘れていなくて」と言い、イタズラっぽく笑った。

「ナミビアの砂漠」は、5月に世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭(フランス)と併設して開催されたフランス監督協会主催の独立部門・監督週間に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。山中瑶子監督(27)は、女性監督として最年少で受賞した。日本映画では、小栗康平監督の「死の棘」(90年)、諏訪敦彦監督の「M/OTHER」(99年)、青山真治監督の「EUREKA ユリイカ」(00年)、黒沢清監督の「回路」(01年)、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」(21年)に続き、5作品目の受賞となった。

ジャパンプレミアには、カンヌ映画祭に河合とともに参加した金子大地(27)と寛一郎(28)も登壇した。

◆「ナミビアの砂漠」 21歳のカナ(河合優実)は、世の中も人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、優しいけど退屈なホンダ(寛一郎)から、自信家で刺激的なハヤシ(金子大地)に乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第に自分自身に追い詰められていく。カナはもがき、ぶつかり、自分の居場所を見つけることができるのだろうか?

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