俳優の趣里（33）が10月スタートのカンテレ・フジテレビ系「モンスター」（月曜午後10時）で、GP帯（午後7時から11時）連ドラ初主演を務めることが20日、発表された。
ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」以降初の主演作で、型破りな“モンスター”弁護士を演じる。 朝ドラでの天真らんまんな姿で視聴者を魅了した趣里が、新たな表情を見せてくれそうだ。今作は“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う“モンスター”な新人弁護士・神波亮子（趣里）が、ゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。
趣里はオファーに「『ワッ！ 弁護士！』と思いました（笑い）」と明かしつつ「脚本を読んでみて『えっ…？』ってなる瞬間があって衝撃でした」と回想。「エンターテインメントとしてとても面白く、最後の1秒まで見逃せないと思います」と作品の魅力を肌で感じた。趣里の独特の存在感と表現力は言わずと知れたところ。11年「3年B組金八先生ファイナル」で俳優デビューし、18年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。朝ドラで見せたチャーミングな姿と、放送中のTBS系「ブラックペアン シーズン2」で見せるクールな演技には「同じ人とは思えない」などと、幅の広い演技力に驚く視聴者も続出している。
今作は社会現象にもなった「僕の生きる道」など“僕シリーズ”3部作の生みの親で、人間ドラマの描写に定評がある橋部敦子氏が脚本を手がける。監督は三宅喜重氏。「僕生き」コンビの再タッグとなる。主演の趣里は「純粋にゲーム感覚で裁判を楽しんでいく、亮子の姿、あぶり出される人間模様をぜひ味わっていただきたい」と予告。ドラマファン待望の一作となりそうだ。
