英国のヘンリー王子（39）とメーガン妃（43）夫妻が15日、コロンビア首都ボゴダに到着し、マルケス副大統領夫妻の歓迎を受け、4日間のコロンビアツアーをスタートさせた。
夫妻はさっそく、国立芸術センターを訪問。文化パフォーマンスを鑑賞中にヘンリー王子が、メーガン妃を片腕で抱き寄せながら額にキスする姿がキャッチされた。妃も王子に身を任せるように寄り添い、幸せそうな笑みを見せていた。
今年5月のナイジェリア訪問では「まるでロイヤルツアーのようだ」と批判を浴びた夫妻は、治安の不安や政府幹部による汚職や収賄が国際問題になっているコロンビア訪問を巡っても非難の声が相次いでいた。英サン紙は、そんな中でのコロンビア訪問で、妃は「私たちがどれほど愛し合っているのか見て下さい」と世界に伝えようとしていると、ボディーランゲージの専門家の見解を報道。永続的でより強固なラブストーリーを世界に向けて強調しようとしていると伝えている。
夫妻にとってナイジェリアに次ぐ第2弾となる外遊は、黒人女性として初めてコロンビア副大統領に就任したマルケス夫妻による招待で実現。ツアー初日は、マルケス氏と共に公立学校セントロ・ナシオナル・カルチュラ・ポピュラールを訪れ、教職員や10代の生徒らと交流し、教育における心の豊かさについて対話したという。その後も副大統領主催の昼食会をはさみ、王子が設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームに出場するコロンビアの選手たちとも交流したという。
夫妻は滞在中、コロンビアの指導者らと面談したり、ネットいじめの懸念について話し合うなど多忙な旅程を予定しており、ポジティブなオンラインスペースの育成に努める専門家や活動家らとのサミニットにも参加することになっている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）
