女優藤原紀香（53）が16日、東京・新橋演舞場で、主演舞台「カルメン故郷に帰る」（17～25日、同劇場ほか）の公開稽古を行い、横山由依（31）、演出の錦織一清さん（59）と取材に応じた。
カンパニーは1カ月の稽古を重ね、前日に劇場入りした。主人公のリリィ・カルメンを演じる藤原は「お客さまがいよいよ入るんだなと思って、テンションが上がりました！ みんなで一丸となって、楽しくお伝えしていきたい」と笑顔で語った。
藤原について、横山は「すばらしいお方です」と即答、「稽古が始まる前から、紀香さんが積極的にコミュニケーションを取ってくれて、お食事や観劇に連れて行ってくれた」と振り返った。
さらに横山は、藤原が稽古着から主人公の雰囲気に合わせて赤いワンピースや髪飾りを着けていたことを明かした。藤原は「『こんなんどこで買うんですか』って毎回聞かれました。通販だよ、って。雰囲気をつくった方が、自分的にも気分が違うので」と笑った。
カルメンら踊り子たちが、ショーをする場面について藤原が「ゴージャスなパフォーマンスになっている」と自信を見せた。冒頭のショー場面では、太ももが見える大胆な衣装で美脚を披露。また、故郷の和歌山に帰るシーンでは、歌いながら花道から登場するなど、歌とダンスも満載。錦織さんは「体力的に結構きついこともお願いして、無理ばっかり言ってます」と苦笑いしていた。
名古屋・御園座、大阪松竹座など全国巡演。
原作映画は木下恵介監督、高峰秀子さん主演で、日本初の国産カラー映画として知られる。
