![](https://image.kingsoft.jp/starthome/nikkansports_ent/2024-08-15/771f04e429c275ac92449d077f3b6ddf_lg.jpg)
11日に閉幕したパリオリンピック(五輪)で、5日に行われた体操女子の種目別床決勝で獲得した銅メダルが無効となる騒動に巻き込まれた米国のジョーダン・チャイルズ(23)に、米ラッパーが枠なプレゼントをして話題を呼んでいる。
床決勝を巡っては、順位が二転三転する騒動が起き、物議を醸している。チャールズは当初5位だったが、採点の再考要求が認められて順位が繰り上がって3位となり、銅メダルを獲得。しかし、今度は当初3位だったルーマニアのアナ・バルボス側が、スポーツ仲裁裁判所に結果の意義を申し立てことで、チャールズは10日に再び5位に転落した。
そんな中、米ヒップホップ・グループ「パブリック・エネミー」の創設メンバーとして知られるフレイヴァー・フレイヴが、銅の特大時計ネックレスを贈って、支援を表明した。X(旧ツイッター)で星条旗を背景に光り輝く特注の銅の時計ネックレスを披露し、「米国は権力と闘う。でも、それまでの間に。俺は有言実行の男」とつづった。
フレイヴは、今回の騒動を受けて「ジョーダン・チャイルズのために銅の時計ネックレスを作るよ。誰も持っていない特別なものだ。連絡して」と前日にXに投稿し、「君の味方」とつづっていた。
チャイルズは現在、精神的なダメージからSNSを休止しているといい、母親が代わりに反応。「ありがとう。とても意義のあること」と返信している。
現地観戦もしていたフレイヴは、大会期間中に家賃の支払いに苦しむ米陸上選手がいることを知り、支援を名乗り出たことでも話題になった。また、米水球女子チームのスポンサーにもなっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)