「山の日アンバサダー」の俳優釈由美子が11日、東京都八王子市で行われた第8回「山の日」全国大会記念式典に出席し、アルピニスト野口健とトークショーを行った。
釈は「ゴールデンウイークに高尾山から陣馬山までのコースを子供と一緒に登り、先月は雲取山を登りました。東京の山は、都内とは思えないくらい豊かな自然がアクセス時間も短く、気軽に行けるところいいですね」と、都内の山の魅力について語った。
東京都では、自然を守るレンジャー制度ができた。これについて野口は、「東京都レンジャーができたことで、山梨県の富士山レンジャーができ、東京都はインパクトがあるエリアなので、東京都の取り組みが地方に広まるのはうれしいことです」とした。また、「子供のころから自然に触れていると、ゴミ拾いをしてくれることにもつながります。自然体験がないと地球環境に関心を持てません。自然を体験することにより、環境を守りたいという意識にもつながります」と付け加えた。都内での自然体験に関し、「実は地方の子よりも東京の子の方が自然体験の経験が多い、そのような体験ができるきっかけが多いことが東京都の特徴です」とも語った。増加し始めた自然災害に関しても「災害に強い人間がいかに育つかが大事で、そのためには自然体験があることは非常に重要。ピンチでどのような行動がとれるか、自然体験の有無が今後重要になってくると思う」と力説した。
これには釈も、「子供を山や自然に親しませることは意義があると思います。感受性も豊かになり、山を登りきることで自己肯定感も高まります」と強調した。最後に、「東京都はアクセスがよくすてきな山もあるので、ぜひご家族で東京の山に親しんでいただけたらいいなと思います」とPRを忘れなかった。
