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「かしまし娘」正司照枝さん死去、4姉妹の次女 3歳でデビュー 当初は「天才姉妹漫才コンビ」


かしまし娘の正司照枝さん(2018年撮影)

流行歌や浪曲を取り入れた姉妹漫才トリオ「かしまし娘」の次女で、俳優の正司照枝(しょうじ・てるえ、本名照江=てるえ)さんが7月8日に、急性心臓死により亡くなっていた。

所属事務所が10日、公式サイトを通じて発表した。91歳。葬儀告別式は故人の遺志で家族葬の予定。1月には長女の歌江さんを、94歳で亡くしていた。

照枝さんは1933年(昭8)3月15日、4姉妹の次女として北海道小樽市で生まれた。父が地方巡業の一座座長だったため、後にトリオを組む長女歌江、三女花江と同じく3歳で舞台デビュー。41年には歌江と名古屋市の寄席で「天才姉妹漫才コンビ」と注目され、歌江が病気療養生活に入ると、今度は三女花江とコンビを組んで活躍した。上方を代表するしゃべくりの兄弟漫才コンビ「夢路いとし・喜味こいし」らからの指導で芸に磨きをかけた。

「かしまし娘」(結成時はカシマシ娘)を歌江、花江と結成したのは戦後の56年だった。58年には松竹芸能所属タレントの第1号となり、民放テレビ普及の勢いにも乗って人気を獲得。66年には上方漫才大賞を受賞した。

芸風は歌江が三味線、自分と花江がギターを持ち、民謡、歌謡曲などをおもしろおかしく弾き語るネタが定番。テーマソングの「うちら陽気なかしまし娘~、誰が言ったか知らないが~」で締めくくるパターンが多かった。

照枝は基本ボケ。かすれた野太い悪声が売りで、ソロで歌わせてもらえないオチで笑いを誘った。

かしまし娘が結成25周年を迎えて81年に活動を休止すると、ソロとして活動。松竹新喜劇に入り、藤山寛美の指導を受けた。87年の退団後はタレント、女優として活躍し、近年では17年のTBSドラマ「陸王」に出演するなどしていた。

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